家電製品は保証書があっても分解してしまったら保証を受けられなくなるのか

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購入した家電製品を分解してしまったら、保証期間内で保証書を保管していても修理を受けることができなくなってしまうのでしょうか?

 

この点に関する問題点や注意点について確認しておきましょう。

電化製品の保証期間内の分解はご法度?

購入した電化製品に改造や分解を禁止する注意書きが書かれていることがあります。

 

改造・分解してしまった場合には例え保証期間内であって、保証書を提示しても保証を受けられなくなってしまうと注意しているパターンもよく見られます。

 

では本当に一度分解したら一切保証を受けられなくなってしまうのでしょうか?

 

電化製品を自分で分解した時点で自己責任という考え方もあります。

 

この観点からすれば保証を受けられなくなるのもごく当然となるでしょう。

 

しかし分解は必ずしも自発的に行うわけではありません。

 

例えば製品の具合が悪い、あるいは故障してしまった時に中身をちょっと確認する、といった程度の作業はよく行われるものです。

 

この場合、そもそも不調を起こした電気製品に問題があるにもかかわらず「いじくった」という理由で保証が拒否されてしまう可能性が出てくるわけです。

 

これは少々不公平ではないか、と考えるのもごく当然のことでしょう。

 

問題なのはメーカーや店舗側が主張している「改造・分解禁止」の注意書きには自分の意志で改造などの目的で分解する場合と、故障などでやむを得ずに行う場合の区別がつけられていないことです。

 

しかもどんな理由・事情で行ったのかを所有者が証明するのは困難です。

実際にはそれほど厳密ではない

こうした事情があるため、多くのメーカーや家電量販店ではこの点に関してそれほど厳しくは対応していません。

 

簡単に言えば、中をいじくり回したしても「元の状態」に戻したうえで保証書を提示すれば、問題なく保証を受けられるケースがほとんどです。

 

ですから電化製品の調子が悪くなったときに確認程度に内部を見る程度なら、保証書さえしっかり用意していれば何の問題もなく修理を受けられると考えて良いでしょう。

 

ただし注意点がひとつ、電化製品の中には内部のある部分に封印のシールが貼られていることがあります。

 

その製品の動作において非常に重要な部分であることが多く、所有者がこのシールを剥がして/破って分解した場合には自己責任とみなされ保証書があっても保証の対象外になってしまう可能性が高くなります。

 

また、このシールを破ってしまうといくら元に戻しても分解したのがバレてしまいます。

 

このように確認などの目的で中を見る、ちょっといじくってみる程度なら問題なく保証を受けることができます。

 

度を越していじくりすぎないように気をつけることが求められそうです。

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