カセットコンロは都市ガスよりもコストが安いのか。カセットコンロのメリットデメリット

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■都市ガスとプロパンガス、お得なのはどちらなのか
家庭でコンロや給湯をする際、都市ガスとプロパンガスが選択肢として挙げられます。

 

アパートやマンションといった集合住宅では家主が予めガスを選んでいる事が殆どですが、一軒家を建てる際などにはユーザーが自分で選ぶ事が求められます。

 

一般的に、都市ガスは初期導入費用が高いものの、基本料金を含む月々の料金がプロパンガスよりも安くなっています。

 

ところで、1人暮らしや少人数の家庭向けにもう1つ、調理に使う選択肢に挙がるガスがあります。

もう1つのガスの選択肢、カセットコンロ

カセットコンロ、卓上コンロは別売りのカセットボンベを燃料とした1台タイプのコンロです。

 

都市ガス・プロパンガスのような設備導入は一切必要なく、価格も2,000円以下から購入可能です。

 

カセットボンベの価格は対応したコンロによって様々ですが、3本セットで300円しないものもあります。

 

1本あたりの使用時間は約1時間で、煮る料理にも概ね対応できる加熱時間、火力調節が可能です。

 

通常のガスコンロよりも持ち運びもしやすく、引っ越しの際の取り外しや掃除の手間の無さもカセットコンロに軍配が上がります。

 

買い替えがしやすいのも大きな利点でしょう。

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都市ガスとカセットコンロではどっちが安いか

設備費もなく、一見便利で安いように感じるカセットコンロですが、様々な比較でカセットコンロよりも都市ガスの方が安くなる調査結果が出ています。

 

電気給湯で調理用にガスが引かれておらずガス導入費がかかる、或いはプロパンガスで基本料金があまりに高い場合にはカセットコンロを使った方が安いケースもあります。

 

しかし都市ガスが引かれている住居でカセットコンロを使う意味は殆どありません。

 

特に3人以上の家庭では、料理を作る際の火力・熱量がより多く必要になる=ボンベの消費量が増える為、カセットコンロは不向きです。

 

しかし、都市ガスの住居であってもカセットコンロは必ずしも不要ではありません。

 

災害時にガスや電気が不通となった際に、ボンベさえあれば独立して使用できるカセットコンロは心強い存在となります。

 

また卓上で鍋を囲む、キャンプでの使用など、災害時以外にも便利に使えるタイミングがあります。

 

特に冬の鍋の際にはカセットコンロの火も熱源となる為、暖房費が多少節約できるといった利点もあります。

 

ボンベの保管や使用期限に注意し、1台保持しておけば色々なケースへの備えになるでしょう。

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