上棟式で投げるお金は36500円って本当?

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上棟式は、家を建てるときの大切な儀式です。

 

このときに地方によっては、小銭を撒いて参加者に持って帰ってもらう儀式を行うところもあります。

 

このときに用意する小銭は、365に関連する金額が縁起が良いとされており、合計で36500円分の小銭を用意する施主さんも少なくありません。

上棟式とはどんな儀式?

一軒の家を建てるとき、まず柱や梁などの土台となる構造を作り、次に家の最も高いところに取り付ける棟木という部材を取り付けます。

 

これで家に必要な、骨組みが完成したことになります。

 

この棟木を取り付ける儀式が上棟式です。

 

棟木を建物の上部に持ち上げて取り付けるので、「棟上げ」とも呼ばれます。

 

無事に家の土台ができあがったことに感謝し、これからも無事故・無災害で工事が進み、無事に家が完成しますようにと神様に祈る儀式です。

 

また、大工さんなど、家の建築にかかわる職人さんをねぎらうという意味もあります。

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お金を蒔くのはなぜ?

棟上げの時にお金を蒔く地域がありますが、どういった理由があるのでしょうか。

 

これは「散餅銭の儀」または「散餅散銭の儀」と呼ばれている儀式で、お餅や小銭を蒔いて、人々に持って帰ってもらうことで、事故などの災いを散らし、福を呼び込むという意味があります。

 

一般的には棟上げを終えた後に、施主が家族などとともに建物の上に登って、お餅と一緒に小銭を撒きます。

投げ銭の金額で365の数字にこだわるのはなぜ?

小銭を撒く場合、金額は幾らと決まっているわけではありません。

 

しかしお祝いの儀式ですから、縁起の良い数字が好まれます。

 

365の数字にこだわり「3650円」や「36500円」となるように、3650円、3万6500円分の小銭を用意する施主さんが多いのですが、これは一年365日幸せが続きますようにとの願いが込められているからです。

 

また用意する小銭の種類は、「ご縁」にかけて5円玉を用意するのが一般的ですが、3万6500円分を5円玉を揃えると、7300枚を用意しなければいけません。

 

大量の5円玉が必要になりますから、他の硬貨を混ぜて3万6500円分を用意する方が合理的でしょう。

 

例えば5円玉を100枚、50円玉を200枚、100円玉を100枚、500円玉を32枚にすれば、ちょうど3万6500円になります。

 

いろいろな組み合わせが考えられます。

 

どのような組み合わせにするかを家族で相談して決めるのも、楽しいのではないでしょうか。

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