文体と文面に違いはあるの？意味を徹底解説！

文章に関係するワードに文体と文面と呼ばれるものがあります。

どちらも言葉自体が似ていますが、それぞれの言葉が指す意味合いに違いがあるのかをご紹介します。

気になる素朴な疑問をしっかり解消していきましょう。

まずは意味を知って2つの違いを理解していきましょう。

文体というのは大まかに言うと文章を書く人の世界観のことを指します。

書く人によって、同じものをテーマにしていても、言い回しや文章の作り方などに大きな違いが出てきます。

特に小説においては、話自体が好きということに加えて書く人の表現方法や独特の世界観が好きで読んでいるという人も少なくないはずです。

文体は文章において書く人によって個性が出やすい部分なので、分かる人が読むと文章を読むことによって書き手が誰か分かるということも少なくありません。

文章においては、どのように表現するのかという個性が出る文体は人の好みに大きな影響を表すものとして重要な要素の1つです。

文面というのは、簡単に言うと文章の表情と呼ばれる部分です。

文面というのは、その文章に含まれている雰囲気を指す言葉で、その文面からその文章に込められた雰囲気を読み取ることによって、読み手側を文の世界観に引き込むことができます。

実際に人と対面するときには、人の表情を見ることで相手の感情を何となくつかむことができます。

文面というのは、文章を見ることで書いた人や登場人物がどのような気持ちなのかを読み手に伝える部分です。

書かれている内容がどんなものなのかを示すものとしても文面というワードは使用されています。

2つに違いはあるのかという結論からいうと、混同されてしまいがちですがこの2つには違いがあります。

分かりやすい大きな違いとしては、文体というのはその文章全体をひっくるめたものです。

書き手の表現方法や世界観というのは、一部分に現れるものではなく作品全体を通して書き手の世界観になります。

それに対して文面というのは文章の表情だと言われていますが書かれている文章によっては、シーンごとに文章が見せる表情というのは異なるという点が大きな違いです。

悲しいシーンの時は悲しい場面が伝わるように、嬉しいシーンは喜びが伝わるように表情を変えることもあるため少し似てはいますが違いがあります。

今までこの2つを同じものだと思っていた人も、今回ご紹介した内容を読むことで違いを理解できたのではないでしょうか。

文にまつわるワードはいくつかあるため違いが分からないこともありますが、それぞれの違いを理解して文章を楽しみましょう。