「おつとめ品」の正しい漢字は?「お勤め品」?「お勉め品」?

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スーパーなどで見かけることがある「おつとめ品」。

 

「お勤め品」と漢字で表されることもあります。

 

安くなるということは知っていても、詳しくはよく分からないという方もいるでしょう。

 

一見すると商売とは関係のないように見えますが、安くするときに使われるようになったのには理由があります。

「お勤め品」とは

スーパーなどで2割引、3割引のような通常より割引で販売される商品のことです。

 

一定の時間帯になると値引きシールが貼られていき、通常の価格より安く商品を手に入れられます。

 

割引が開催される時間帯は、スーパーや百貨店などお店によって異なります。

 

一般的には、消費期限が迫った商品や在庫が余った商品などを、近いうちに売り切ることが目的です。

 

安くなった商品をなぜ「お勤め品」と呼ぶようになったのか、詳しいことは分かっていません。

 

名前の由来には諸説あります。

名前の由来1|安くすることを示す漢字から来ている

名前の由来とされるのが、昔の商人が使っていた「勉め品」を語源とする説です。

 

「おつとめ」漢字で表すと、「お勤め」のほか「勉め」や「努め」となります。

 

昔の商人は、商品を安くするときに、「勉強する」という言葉を使っていました。

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そこから「お勉め品」となり漢字が転じて、現在の「お勤め品」と変わっていったのではないかとされています。

 

ちなみに、関西の方では、商品を安くするときに「勉強する」という言葉が、現在も使われていることがあるようです。

名前の由来2|相手に奉仕する

奉仕から来ているという説もあります。

 

お勤めという漢字は、働くという意味も含んだ漢字です。

 

そのことからお勤め品は、「商人がお客に奉仕する」という意味からきているのではないか、とも言われています。

 

真偽のほどは分かりませんが、昔の商人が関係しているというのは、どちらの説にも共通している点です。

「お勤め品」と「見切り品」の違いは?

似た意味を持つ言葉に「見切り品」というものがあります。

 

見切り品とは、売れる見込みのない商品のことです。

 

スーパーによっては、見切り品コーナーを設けているところもあります。

 

お勤め品との違いについて線引きなどは、はっきりとしていないようです。

 

見切り品もお勤め品と同じく、消費期限が迫った商品に使われることもよくあります。

 

ただ、お勤め品は食品などの消費期限が迫ったときに使われることが大半です。

 

一方で見切り品は、衣類や書籍が売れ残ったときに多く使用される傾向があります。

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