なんで「おつとめ品」や「見切り品」という言葉がスーパーで使われるのか?

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おつとめ品をスーパーなどで見つけると、とっても得した気分になりますよね。

 

特に節約を実践している主婦の方などには、心がウキウキしてしまう言葉でしょう。

 

しかし、なぜ「おつとめ品」と呼ぶのでしょうか。

おつとめ品てそもそも何?

お肉やお魚などを売っている生鮮食品売り場で、「おつとめ品」のシールが貼られると、途端にその商品が安くなります。

 

大抵午後4時など、夕方の買い物客が押し寄せる時間に合わせてシールが貼られているようです。

 

お肉やお魚などの生鮮食品などは、消費期限が当日や翌日などのように短くなっています。

 

売れ残ってしまうと翌日販売できない、あるいは販売しづらい商品のため、当日中に売れるように、「おつとめ品」という言い方をしています。

おつとめ品=生鮮食品ではない

場合によっては、お店側が大量に仕入れた商品に対して、おつとめの品という言葉をつけていることもあります。

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大量に仕入れたことによって仕入れ値が安くなったことから、通常よりも安い値段で販売できる時、それが生鮮食品でない場合も「おつとめ品」と呼ぶことがあります。

 

生鮮食品でなくても、タオルや食器などの雑貨にもこの言葉を使うことができ、このような品物は、通常の陳列棚から外れたワゴンなどで販売されていることが多いです。

なんでおつとめ品と呼ぶの?

では、なんで「大幅割引品」とか、「バーゲン品」ではないのでしょうか。

 

確かに、大幅割引でもバーゲンでも、値段を安くして売っているので間違いではありませんし、実際にこれらの言葉が使われていることがあります。

 

なんでおつとめの品と呼ぶかというと、ずばり、「お勤め」しているからです。

 

つまり、お店側がお客様に割引をすることで奉仕しているので、「おつとめしている」ということから、「おつとめ品」とされています。

 

「なんで“見切り品”ではないの?」と思う方もいるかもしれませんが、実は、見切り品という言葉も、通常の値段よりも安く販売することなので間違ってはいません。

 

ただしニュアンスが少し違い、見切り品の場合は、「このままでは売れないので、見切る」という意味が含まれています。

 

見切り品とおつとめの品は、値段が安いという点では同じですが、お店が奉仕しているというニュアンスが含まれる分、後者の方が印象が良く取れないでしょうか。

 

スーパーで買い物をしていると、「なんでこの言葉なんだろう?」と引っかかることは多々あると思いますが、おつとめ品という言葉は店側の努力をほんのり匂わせているので、その点を汲み取ってあげましょう。

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