ヘリアンフォラの栽培は簡単?
ヘリアンフォラは、食虫植物の一種であり、もともとギアナ高地に生息する植物です。
通常の葉で虫を取るもので、食虫植物を好む人に多く栽培されています。
しかし、ギアナ高地の気候が日本とは大きく異なることもありますので、ヘリアンフォラは簡単に栽培できる植物とは言えません。
環境が整えばヘリアンフォラの栽培は可能
ヘリアンフォラの栽培で最も大変なのは、その環境を整えることです。
ヘリアンフォラの生息地は、常に霧に覆われているような冷地です。
つまり、湿度はできるだけ高くしつつ、気温は低く保っていく必要があります。
多湿な日本でも湿度は十分ではないほどですし、夏の暑さはヘリアンフォラには耐えられないでしょう。
そのため、ヘリアンフォラの栽培にはそのために湿度と温度の管理ができる温室などを用意する必要があり、人によっては衣装ケースを使うなどの工夫をしながら必要な環境を作って育成しているのです。
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用土としては、水苔や鹿沼土などを使い、通気はよく、しかも乾燥しない状態を保つ必要があります。
そのうえ、湿気は必要な割には濡れているとカビが生えてしまうため、濡れた状態で置いておくことはできません。
ヘリアンフォラの栽培で大変なのは、必要な環境を作ることができるかどうかにかかっています。
低温かつ高湿度の空間を作り出せるのであれば、意外と簡単に栽培できるという人も少なくありませんし、実際に人気の食虫植物でもあります。
最近では手軽に作れる栽培環境をネットで紹介している人も少なくありませんから、そういったものを参考にしながら育ててみるのも良いでしょう。
昔に比べて販売価格も下がったことで、購入もしやすくなりました。
屋外での育成が可能なものも
純正のヘリアンフォラは温度と湿度を管理した状態でなければなかなか育成は難しいのですが、最近では別の品種と掛け合わせるなどの改良を行い、育てやすいものも多くなりました。
屋外栽培が可能なものもあるので、温度管理が大変そう、という場合はそういったものからチャレンジするのもよいでしょう。
また、長く育てていると、徐々に慣らすことによって多少湿度が低かったり温度が高かったりしても枯れることなく育っているヘリアンフォラもあります。
慣らすのは簡単ではありませんが、中にはそういったケースもありますから、徐々に外の空気に触れさせるなどして慣らしていくチャレンジをしてみるのもよいかもしれません。
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