創業者手当の正しい意味

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社会人として働くと実に様々な手当がつきます。

 

会社によっても手当の内容は異なりますが、その中でも特殊な手当の1つが創業者手当です。

 

創業者手当てはどんな内容なのか、正しい意味についてご説明します。

創業者手当の意味は?

創業者手当ては各種手当の中でも特殊な手当ての1つです。

 

こちらは創業者が事業を始めてから持ち出した会社設立費用を補填する手当てになります。

 

例えば後継者に会社を譲ったという場合、全創業者が後継者に対して会社設立をする際にかかる諸々の費用を支払うものです。

 

事業を開始するまでにはどうしても一定の準備期間が必要になります。

 

その間に後継者が無収入になってしまう事が無いように、ある程度資産が残っているであろう創業者が創業者手当として負担をするのが理想的です。

強制して支払う手当ではない

創業者手当ては後継者を守る意味合いがありますが、決して支払わないといけないわけではありません。

 

よくある他の手当てと違ってあまりメジャーではないのもその点が理由です。

 

あくまで創業者の善意の上で成り立つ手当てになるため、そこまで気にすることもないでしょう。

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また創業者手当てをもらった際には当然ながら決算の際に計上しなければなりません。

 

善意でもらったものの結局決算の上で負担になるようなこともあるため、もらった方が良いと言う手当てでもないでしょう。

 

意味のわからないままもらってしまうと逆に損することもありますので注意が必要です。

償却が完了している会社がほとんど

創業者手当てがあまりメジャーではないもう一つの理由として、ほとんどの会社が最初の段階で全て償却しきっていると言う所にあります。

 

創業者手当てとして計上できるのはあくまで創業者が持ち出した部分に限られます。

 

そのため後継者の段階で全て償却しきってしまっており、渡したくても渡せないということがほとんどです。

 

こちらは会社の決算を見れば一目瞭然です。

 

会社の決算に償却処理をされている部分が残っていなければ、会社そのものに創業者手当として残しておくべき資産がないと言うことになります。

 

創業者になれば必ずもらえる手当という意味ではないことを頭に入れておきましょう。

 

創業者手当は言葉だけを聞くと創業者がもらえる手当という意味と勘違いされがちですが、実際はそういう訳ではありません。

 

創業者だから確実にもらえるということではないため、決算内容などよく確認してから判断しましょう。

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