学割を受けれない専修学校があるので要チェック!

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専修学校は昭和51年に制定された新しい学校制度によって運営される学校で、学習目的として職業や実生活に必要な知識・技能を中心に育成する学び舎です。

 

とくに各職業のスペシャリストへと育て上げる教育機関ということで、将来の職業を見定めている学生にとってはとても有益な学校です。

 

そんな専修学校には、学割が発行できるところとできないところがあるのを知っていますか?

 

その理由は、専門学校には「認可校と無認可校」の2種類があるからです。

無認可の専門学校は学割が利用できない

専門学校には、公的な機関からの認可を受けている学校と、無認可の学校があります。

 

私立の専門学校は都道府県知事の認可を受けることができ、公立の場合は教育委員会からの認可、国立ならば文部科学大臣の認可を受けることができます。

 

しかし、専門学校はそれらの認可なしでも運営できることになっていて、認可があるかないかで授業レベルに差が出るということはありません。

 

学ぶべき内容が不足することもないので、どちらを選らんでも目標へは到達できるでしょう。

 

しかし、いくつか学生特典が受けられないというデメリットもあります。

 

そのデメリットの一つに「学割」があります。

 

毎日通学に利用する電車やバスの定期券には、学割の格安券が発行されています。

 

しかし、これは国の認可を受けている学校に限られたサービスなので、無認可の専修学校ではほぼ適応されないのが現状です。

 

受験生でも学割のことまで調べる人は少ないので、入学後に学割が無いという事実を知ってガッカリすることが多いのです。

 

学割の定期券は一般のものより価格が2〜40%も割引されています。

 

2年間通うことで、差額はざっと数十万円にも及ぶのです。

 

ほかにも新幹線や特急券などの切符や航空運賃などでも学割は使えず、携帯電話の通話料金などでも学割が適応されません。

 

学生であることで社会の様々なサービスが格安利用できるのが学割です。

 

この大きなメリットを利用できないとなれば、学生生活で損をしてしまうかもしれません。

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無認可の専修学校には他にもデメリットがある

●資格試験のテストが免除されない
認可を受けた専修学校の場合、ある種の国家資格が卒業時に付与されたり、試験の一部が免除されます。

 

しかし無許可だと、一般と同じように試験を受けなければなりません。

 

●無認可だと学歴に認められない
認可校の卒業ならば専門士の称号は得られますが、無認可の場合は得られません。

 

よって、履歴書などに専門学校卒と記載することができません。

 

●無認可だと就職のあっせん力が弱い
卒業後の就職サポートは、認可校は会社との仲介をする許可を持っており、ハローワークと連携した就職サポートが可能です。

 

しかし無認可だと、その許可がないのでサポート力はやや弱くなります。

 

●無認可だと日本学生支援機構の奨学金が利用できない
通学する上で家計の支えとなる、国の奨学金制度が利用できません。

専修学校の認可校と無認可校の見分け方

専修学校の認可・無認可の確認方法として、まず学校名を確かめてください。

 

名前のなかに『専門学校』の言葉が入っていれば間違いなく認可を受けた専修学校ということになります。

 

もちろん専門学校と言葉が入っていないところでも認可を得ているケースがあるのでよく確認しましょう。

 

次に、進学情報に精通したサイトで確認する方法があります。

 

候補に挙げた専修学校をサイトで検索すると学校区分を知ることができます。

 

あるいは、直接学校の窓口へメールや電話を入れて、認可の有無を質問するのも良いでしょう。

 

今回は、学割をテーマに専修学校のデメリットを確認しましたが、これはあくまでも参考資料として読んでください。

 

決して無認可校が認可校よりも劣るという判断ではありません。

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