ピアノの楽譜における米印の意味とは

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ピアノの楽譜には音符だけに限らず速度や表現方法などを表す演奏記号が多数存在します。

 

しかし、意味が分からないと演奏できずに困りますよね。

 

ピアノの楽譜上で米印に見える記号は主に3つあります。

 

今回はその米印に見える記号の意味をご紹介します。

セーニョ

五線譜の上部に、たまにアルファベットのSと米印を合わせたような記号が存在ることがあります。

 

これをセーニョと呼び、D.S(ダルセーニョ)という小節の終わり部分などに書かれている記号から、このセーニョまで戻って演奏するという繰り返し記号の意味を表しています。

 

よくセーニョのあとには、ここまで演奏する、ここで終了という意味合いをもったFine(フィーネ)という記号が書かれていることがあるので、演奏する際はセーニョとセットで見落とさないように気をつける必要があります。

ペダルを外す

ピアノの楽譜で見かける雪の結晶にも米印にも見える記号は、ペダルを放すという意味をもつ記号です。

 

ピアノのペダルには左右別々の役割をもったペダルがありますが、この記号の場合は音に響きをもたせる右ペダルのオンオフに使われるものとなっています。

 

また、Ped.やPなどのペダルを踏むという記号とセットで使います。

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この表記以外は、ホチキスの芯や心電図の波形に似た形状でペダルのオンオフを表す記号もあります。

 

ペダルの入れ方で曲の印象もがらりと変わるところが、ピアノの面白いところです。

ダブルシャープ

音符の左横に、四つ葉のクローバーやバツ印にも似たような米印状の記号が書かれていることがあります。

 

これはダブルシャープと言い、言葉のとおりシャープを2つ重ねるという意味になります。

 

例えばドの音にこのダブルシャープがついていたとします。

 

通常のシャープならば、半音上がったドとレの間にある黒鍵を弾きますが、さらに半音あがることを示すダブルシャープの場合、レを弾くことになります。

 

楽譜の譜読みに慣れていないと、ダブルシャープが出てきて戸惑うかもしれません。

 

わざわざダブルシャープで表記せず、普通にその音階を書いてほしいと思うこともありますが、その音にもともとシャープやフラットなどの記号がついている場合などに用いられることが多いです。

 

以上のように、ピアノの楽譜に米印に見える記号だけでもこれだけの種類があります。

 

譜面の図などがあればより分かりやすいのですが、表現方法を表す記号など、すべてを理解して演奏するのはなかなかの練習量と時間が必要になります。

 

しかし、譜面が読めると演奏が一層楽しくなることも事実です。

 

この紹介が、一人でも多くのピアノを楽しく弾いてみたいと思う方のお役に立てることを願っています。

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