冷凍庫と冷蔵庫は違う?扉を開けっ放しにする影響を比較!
冷凍庫の扉を開けっ放しにするのは良くないと言われていますが、冷蔵庫とは影響が違うのでしょうか。
冷凍庫の扉を開けっ放しにした場合の影響について冷蔵庫と比較しつつ、一般家庭で簡単にできる冷凍庫・冷蔵庫の開けっ放し対策について見ていきましょう。
冷蔵庫より深刻?冷凍庫の開けっ放しによる影響
一般的な家庭でよく見られるのが冷凍庫や冷蔵庫の開けっ放しトラブルです。
どちらも外気よりもはるかに低い温度で食材を急速に冷凍することによって鮮度をキープする仕組みになっており、扉を開けたままにしておくとネガティブな影響が表れてしまいます。
最もダイレクトな影響は、冷却効率の低下です。
庫内に大量の外気が流入することにより温度が一気に上昇し、本来の冷却性能を発揮することができません。
さらに、開けっ放しに気づいて扉を閉めたとしても温かい外気は庫内にとどまったままなので、外気が庫内の冷気で冷やされるため、霜として食材に付着してしまいます。
庫内に残った霜は水蒸気となって外部に排出される際に温度を上昇させるため、さらなる温度上昇の原因になってしまいます。
このような影響が考えられますので、冷凍庫や冷蔵庫の扉は毎回しっかりと閉めるようにしましょう。
スポンサーリンク冷凍庫と冷蔵庫で違う?開けっ放しによるコスト的な影響
コスト的な影響を考えてみると、冷凍室と冷蔵庫ではそれほど大きな差は見られません。
一般家庭で使用される機種は通常、1時間あたり150kw〜600kwの電力を使うとされています。
扉を開けたままにしておくと、本来庫内の冷却に使われるはずのエネルギーの半分以上が外気として排出されることになり、ほとんど無駄になってしまいます。
したがって、エコロジーの影響の観点から考えても扉を開けたままにしておくのは悪影響であり、たとえ数分間であっても扉は開けたらきちんと閉める、というのが基本となります。
新しい機種であればたいてい、アラームによる警告機能がついていますので、家族の人数が多い場合はそちらのほうもおすすめです。
冷蔵庫・冷凍室はどちらも「冷気を庫内にしっかり閉じ込める」ことで性能が最大限に発揮されるため、扉を開けたままにしておくのは厳禁です。
最近の機種であれば扉にセンサーがついており、数分間扉を開けたままにしておいただけでもアラームで警告してくれます。
コスト的に考えても長期的にはロスが大きくなりますので、アラーム機能を利用しつつ、扉を開けたら閉める、ということを徹底しましょう。
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