「仕入れ」という言葉に丁寧語はあるのか?

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ビジネスの世界では「仕入れ」という言葉はしばしば用いられます。

 

ところで、「仕入れ」の言い方として他の表現はあるのでしょうか?

 

得意先とメールのやり取りや請求書を送付するときなどに、丁寧語があれば用いたいと思うでしょう。

「お仕入れ」は丁寧語として正しいか?

丁寧語というと、頭に「お」をつけるのが一般的です。

 

この法則を踏まえると、仕入れの丁寧語は「お仕入れ」となります。

 

ビジネスの世界ではこの言葉を使っているところもあるようです。

 

自分の勤めている会社が他の得意先に商品を提供していると仮定します。

 

その販売金額を請求するにあたって「お仕入金額」と表記するケースです。

 

ネットで「この表現は果たして正しいのか?」ということが議論になっていました。

 

その中では「お仕入れ」という言葉は決して間違いではないという意見が大半でした。

 

しかし、先方に請求するにあたってこの言葉は少し違和感があります。

 

そもそも「仕入れ」とは購入する側から見た表現なので、販売者側が使うとどうしても違和感があるのです。

 

この場合、正しいのは「お買い上げ金額」もしくは「ご購入金額」という丁寧語を用いたほうが自然です。

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どうしても仕入れという言葉を使いたいのであれば、丁寧語にしなくてもいいでしょう。

 

「仕入金額」の方が明確でわかりやすいです。

 

ビジネスの世界では簡潔な表現が求められます。

 

仕入金額という表現はシンプルですし、先方に対して失礼には当たらないでしょう。

 

得意先でも受け取り方は異なりますので、ケースバイケースで使い分けてもいいかもしれません。

仕入れをお願いする場合の表現は?

これから先方に仕入れをお願いしたくて、ビジネスメールを送ることもあるでしょう。

 

この場合にも、「お仕入れ」のような丁寧語はふさわしくありません。

 

「新規取引のお願い」「新規取引についての問い合わせ」「新規取引をお願いいたします」などと表現した方がシンプルでわかりやすく、違和感もありません。

 

本文には「御社の製品をぜひとも販売させていただきたいと考えております」などと表記しましょう。

 

そうすれば、「弊社の方で仕入れさせていただきたい」というメッセージが相手にも伝わります。

 

もし「仕入れ情報を教えてほしい」ということであれば、そのままダイレクトに聞くのはちょっと失礼です。

 

「ご検討の上、取引条件と併せてお返事いただければ幸いです」といった表現を用いましょう。

 

相手に失礼にならないように、なおかつ簡潔でわかりやすい表現を心がけたいものです。

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