似ているけど同じじゃない!仕入れと発注の違いは何?

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ビジネスにおいては何となく意味を理解することはできても、厳密に意味の違いが分かりづらい言葉がたくさんあります。

 

仕入れと発注の違いもそうした類似している言葉ではないでしょうか。

 

仕入れも発注も、他社から自社へモノが流通し、自社からその企業へ代金を支払うという流れという点では共通しています。

 

それでは仕入れと発注の違いは何なのでしょうか?

仕入とは「モノを調達する」こと

仕入とは問屋や他社から商品や製品、部品などを調達する行為を指します。

 

具体的な作業としては、一つだけではなく複数の作業が含まれます。

 

まず、何をどこから購入するのかという選定作業を行った上で、どのぐらいの数量が必要かという点を決めます。

 

そして多くの場合には、その業者へ「このぐらいの量を週1(月1など)の頻度で定期的に購入するので、単価を安くできませんか?」という価格の交渉を行います。

 

交渉が成立すれば、約束した条件に基づいて定期的に注文を入れる発注作業を行います。

 

そうすると、注文したアイテムが届くので受け取り最終的に代金を支払うことになります。

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仕入とは、この一連の作業すべてが含まれます。

発注とは「注文を入れる」こと

上記の仕入れの流れを見ると分かりますが、仕入れの中に発注が含まれています。

 

発注というのは、注文を入れる作業のことを差し、どこから買うのかを選定するとか価格の交渉などの作業は含まれません。

 

基本的に発注作業は、注文を入れるというピンポイントの作業を指します。

仕入れと発注の違いはあってもオンラインという共通点も

仕入作業においては、定期的に必要となるアイテムなら特定の業者を利用するのが、確実に安定した在庫を確保するためのポイントです。

 

相手にとっても定期的に販売できるという大きなメリットがあるので、多少のディスカウント価格での販売に応じてくれることは多いでしょう。

 

仕入先を決めるまでの比較検討を始め、価格の交渉作業、そして発注をしたり支払をする業務などは現在ではオンラインが主流となっています。

 

作業内容の点では仕入れと発注の違いはありますが、コミュニケーション手段としてはどちらもオンラインがメインという共通点があります。

 

以前では、直接対面しての交渉とか電話での交渉などが多かったのですが、現在ではグローバルに事業展開をする企業が増えていますし、流通コストも少しずつ低下傾向にあります。

 

特に海外企業との交渉においては、時差も考えて相手企業とコミュニケーションを取る必要があります。

 

そのため、Eメールを利用したオンラインという方法がとても便利なのです。

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