「梱包」には丁寧な言い方はあるの?

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梱包とは、商品や製品などを含めたモノを包む作業のことを指します。

 

「してください」と相手に依頼する際には、相手に対して失礼がないように、できるだけ丁寧な言い方をしたいところではないでしょうか。

 

梱包して欲しい旨を相手に丁寧な言い方で伝えたい時には、どんな言い方をするのが良いのでしょうか?

「梱包」に「お」や「ご」はつけない

敬語表現の一つに、単語のまえに「お」や「ご」などの接頭辞を付けて丁寧な言い方にするという方法があります。

 

その方法を採用すると「ご梱包」とか「お梱包」となりますが、残念ながらこの使い方は適切ではありません。

 

その理由は、この単語には接頭辞を付けることはできないからです。

その後のフレーズを丁寧な言い方にしよう

それでは、どのように丁寧な言い方をするのが良いのでしょうか。

 

多くの人が用いる方法としては「梱包していだたけませんか?」など、「する」を敬語表現にする方法があります。

 

相手にしてほしい場合には「していただけませんか?」とすれば良いです。

 

もしもこちらから相手に尋ねる場合には「させていただいてもよろしいでしょうか?」のような言い方をすることができます。

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こうした表現なら、梱包という単語そのものを丁寧に表現しなくてもフレーズの中で十分に丁寧さが伝わります。

 

使い方としても適切です。

 

ビジネスシーンにおいてはこの方法を使うのがスマートでしょう。

相手から梱包を依頼された際の返し方

それでは、もしも相手からパッキングして欲しいと依頼された場合にはどのように返すのが良いのでしょうか?

 

この場合には「梱包」という単語を使わなくても、できる場合には「申し受けました」とか「承りました」と応対することができます。

 

申し受けると表現方法は、厳密には相手から何かを受け取る際に使う表現方法ですが、取引先や顧客からの注文を受ける際に使っても間違いではありません。

 

承るという表現方法は「かしこまりました」を遜った謙譲語として、ビジネスシーンにおいては幅広く活躍してくれます。

 

もしも相手からのパッキング依頼に答えられない時には、「ご希望に添えるような方法では対応が難しいかと存じます」のように謙譲語を使えばOKです。

 

そうしたサービスを提供していない場合には、「いたしかねます」という表現方法もあります。

 

接頭辞はとても便利な敬語表現方法ですが、全ての単語に対応できる訳ではありません。

 

その場合には、その前後の動詞を尊敬語や謙譲語に変化させることによって、相手に対して失礼とならない敬語表現にすることをおすすめします。

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