転籍は栄転？左遷？その見分け方とは？

会社に勤めていると、転籍されてしまうということもあるかもしれません。

これには栄転と左遷どちらかの意味合いが含まれている可能性があるので、どちらの意味かによって自分の将来も変わってきます。

その見分け方をご紹介します。

出向と同じイメージのあるものですが、実は少し意味合いが異なります。

というのも、出向の場合は現在勤めている会社に籍を残した状態で違う会社で仕事をすることを指しています。

それに対して、転籍というのは今居る会社を辞めて違う会社に行かなければいけません。

一度勤めている会社をやめるということから、働いている人の同意なしでは行うことができません。

また、働いている人が同意した場合違う会社に籍を置くことになるので、福利厚生などの待遇も次に行く会社のものになるということも覚えておきましょう。

会社から転籍を命じられた場合、働く側からすると左遷なのではないかという不安がつきまといます。

どちらかの意味合いが含まれているということは確かですが、どちらの意味が含まれているのか働く側が判断するのは難しいと言われています。

しかし栄転か左遷かの見分け方として重要視されているのが、本社に戻ってこられるかどうかという点です。

将来を見込んでの栄転という場合は、他の会社に籍を移しても最終的には本社に戻ってくることが出来るという点から判断がしにくいですが見分け方として重要なポイントだと考えられています。

もう1つの見分け方として、転籍先で自分の役職がどうなったのかにも注目しましょう。

移動する場所によって、前に居た会社と役職の重さが異なるという場合もあるので、会社ごとの人事についてを見極めて判断しましょう。

例えば、もしも転籍した先で以前よりも良い役職だった場合は栄転という可能性が高いですし、以前よりも役職の階級が下がったという場合は左遷の可能性が高いと考えられます。

100%正確ではありませんが、このような待遇や階級の情報などを頼りに自分が今どのような状況なのかを見極めるというのも大事です。

また、移動先が不祥事や仕事があまりできない人で構成されているという場所だった場合には左遷という可能性もあるのでそれも見分け方として確認しましょう。

確実な見分け方はありませんが、ご紹介したポイントに注目すればある程度自分で判断することも可能です。

心配しているだけでは何も変わらないので、自分の状況を判断できるだけの判断材料を探して判断しましょう。