デンドロビウムの花が終わったバルブは切っても良い?

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■デンドロビウムの剪定方法
花が終わったバルブ(茎)は、花の種類によっては切り戻しをしてあげることで再び勢いよく花を咲かせるものがたくさんあります。

 

しかし、デンドロビウムの場合、切り戻しはタブーです。

 

バルブにたくさんの花を咲かせるデンドロビウムは、花が終わった後に残されたバルブはどうしても見苦しく思われて切りたくなるかもしれませんが、丸裸の状態にしておかないと次のシーズンに美しい花を咲かせることは難しくなってしまいます。

 

花が終わったら花の部分のみを摘み取ってバルブはそのまま残しておきましょう。

 

しかも、2〜3年程度はそのまま置いておく必要があります。

次シーズンにデンドロビウムを咲かせるために

といっても花が終わったバルブが翌年にもまた花を咲かせてくれるわけではありません。

 

翌年には根元に新しい株が生えてくるのですが、この時、新しい株は花が終わったバルブの栄養を吸い取ることで成長していきます。

 

もともと、デンドロビウムという品種は他の木に着いてその栄養を吸って成長していくものなので、花が終わったバルブは次の株のためにとても重要な役割を持っているのです。

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栄養は2〜3年ほどかけて完全に吸われてしまうので、その間、バルブは取り除かないでおくようにしましょう。

 

こうすることで、少ない肥料でも次のシーズンにまた美しい花を咲かせてくれるはずです。

 

また、咲き終わった花はこまめに摘んでおくのがおすすめです。

 

葉に落ちたままでは、そこで腐って病気の原因になり兼ねませんし、土に落ちてもカビの温床になってしまうからです。

 

その結果、株を弱らせてしまうことになり兼ねません。

 

デンドロビウムはもともと株の寿命がとても長いので、適切にお手入れしてあげることで長期間美しい花を楽しむことができます。

 

デンドロビウムの開花時期は、11月の終わりころから5月の半ばころと半年近くあります。

 

花を十分に楽しんだデンドロビウムは、次には苗の管理をしっかりすることに重きをおくようにしましょう。

 

1シーズン中にできるだけ長く花を楽しむには温度の低い場所に置いておくのが理想的ですが、苗の管理としては温度の高い場所に置き換えてあげる必要があります。

 

また、暖かくなることで土がこれまでより早めに乾くことがあるので、少しだけ多めに水やりをするようにします。

 

しかし、水のあげすぎは根腐れの原因になってしまうので十分な注意が必要です。

 

根まで十分に乾ききってから水をあげるようにしましょう。

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