直射日光を避ける意味とは?ガラス越しの太陽光は大丈夫?

スポンサーリンク

食品にかぎらず、機械などを含め様々な商品の保存方法に「直射日光を避けて」と明記されているものが数多くあります。

 

なぜ直射日光に当ててはいけないのか、その意味をご存知でしょうか。

 

さらに、ガラス越しの太陽光は該当するのかどうかも含めて考えてみましょう。

直射日光を避ける意味

直射日光とは、水蒸気や塵、雲などの要因により、太陽光が拡散・吸収されたり、反射されることなく直接地面に到達する光のことを意味しています。

 

食品などの保存時に直射日光を避けるよう書かれているのは、直射日光が当たることによって光や熱によって中身や容器の温度が上昇し、変質や劣化が早まるのを防ぐ意味があります。

 

食品以外にも、洗剤やコスメのように中身が液体の物、パソコンやハード機器等の精密機器といった熱に弱い物全般に、直射日光に関する注意喚起の説明文が書かれていると考えられます。

ガラス越しの太陽光なら大丈夫?

直接太陽光が当たるのがNGなら、ガラス越しの場合は大丈夫なのかという疑問を抱く方もおられるでしょう。

スポンサーリンク

確かに、ガラスに遮られているので「直射」には該当しないのではと考えても不思議ではありません。

 

ですが一般家庭で使用されている透明の窓ガラスの場合、太陽光の紫外線を75%程度、赤外線なら90%程度も透過してしまう為、直射日光が当たっている事とほとんど変わりない事になります。

 

つまり、食品の保存方法という観点から言えば、ガラス越しの太陽光も直射日光と同じ意味を持つという事です。

断熱ガラスやレースのカーテン越しの場合は?

ガラス越しはガラス越しでも、紫外線や赤外線の透過率を下げて日照調整できるような断熱ガラスや、レースのカーテンの場合はどうなるのでしょうか。

 

確かに物理学的に考えれば、これは該当しないと言えるでしょう。

 

ですが、食品や液剤、精密機器等を安全に保存するという観点で見ると、光や熱が当たり内部に影響を与えてしまうリスクは同じです。

 

つまり、断熱ガラスでもレースのカーテン越しでも、直射日光と同じように熱を持って熱くなるようなら避けなければいけないという意味になります。

 

普通のガラスでは、紫外線や赤外線をほとんど透過させてしまう為、ガラス越しの太陽光も直射日光とほぼ同じという事になります。

 

光や熱によって中の温度が上がり変質や劣化するのを防ぐ意味で記載されていますので、安全に使用する為にも直射日光を避けて保存するようにしましょう。

スポンサーリンク