起工式の服装で気をつけたい!ネクタイの色にはOKとNGがある?
新しい建物の工事に先駆けて行われる起工式では、工事の安全や無事をその土地の神様にお願いをするという安全祈願を行います。
服装のマナーとしては紋付き袴や礼服を着用する必要はなく、正装や平服でOKです。
この時、男性が締めるネクタイには、OKな色やNGな色はあるのでしょうか?
起工式は竣工式よりもカジュアルでOK
建物の慶事イベントには、工事を始める際に行う起工式の他に、上棟式や竣工式などがあります。
それぞれが異なる意味や目的で行われ、服装のマナーもそれぞれ微妙に違います。
起工式の場合には、比較的カジュアルな服装でもOKと言われていますが、神様へ工事の無事を祈願するイベントなので、神様に対して失礼がないように、男性はスーツにネクタイ、女性ならそれに準ずる服装で出席するのが良いでしょう。
男性のネクタイの色ですが、礼服ではないため、結婚式のような慶事イベントの定番色となる白色でなければいけないというルールはありません。
しかし、おめでたいイベントであることに変わりはないので、ネクタイは明るく、華やかな雰囲気を持つ色を選ぶと良いでしょう。
例えば、シルバーは、起工式のネクタイで人気があります。
ゴールドのように悪目立ちすることがなく、それでいて華やかさを演出できます。
また近年では、パステル系のカラーも人気があります。
ラベンダーなどの紫色は、明るさの中にも落ち着きがある色なので、色で迷った時にはぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
NGなネクタイの色は?
起工式でNGな色は、いくつかあります。
1つ目は、喪服をイメージさせてしまう黒色です。
黒のネクタイにもいろいろなデザインや柄がありますが、無地の黒は、慶事イベントでは控えたほうが良いでしょう。
黒を選ぶなら、無地ではなくてドットが入っていたり、シルバーとのストライプ柄になったものを選ぶのがおすすめです。
2つ目のNGは、悪目立ちするネオンカラーです。
遊び感が強い色なので、カジュアルな中にもある程度のフォーマル感が求められるこうしたイベント時には、控えたほうが良いでしょう。
3つ目のNGは、フォーマル感が出にくい赤や青、黄色などです。
普段のスーツに合わせて締めているようなネクタイは、慶事行事という特別なシーンでは、よそ行きの雰囲気を演出しづらいものです。
赤系、青系、黄系を選ぶなら、色のトーンを淡くして柔らかさを出したり、ポケットチーフと合わせることで特別感を演出すると良いでしょう。
4つ目のNGは、蝶ネクタイです。
結婚式などでは、蝶ネクタイでもOKですが、礼服を着用しない起工式においては、蝶ネクタイはNGと考えたほうが良いでしょう。
スポンサーリンク起工式のスタイルは意外と難しい?
起工式におけるファッションは、竣工式などと比べるとカジュアル感があります。
特に個人宅の起工式では、スーツを着用せずに平服だったり、ノーネクタイで行うケースも少なくありません。
しかし、家族や現場監督だけで小規模に行うものでも、Tシャツに短パンと言ったラフな服装はできれば避けたいところではないでしょうか。
起工式に出席する場合、失敗しない服装にするなら、最低でもセミフォーマルぐらいのフォーマル感を出すと良いでしょう。
男性なら、スーツにネクタイを着用しましょう。
サマージャケットと合わせるなら、ノーネクタイでもOKです。
ジャケットを合わせればカッチリ感が出るので、ネクタイをしていなくてもセミフォーマルの装いになります。
女性なら、ワンピースやスーツなど、余所行きの服装にすればOKです。基本的には男性の服装と合わせるのがOKで、パンツよりもスカートの方が良いと言ったルールはありません。
ただし、あまり露出が多い服装や、ミニ丈すぎるスカートは、フォーマル感が低くなってしまうので、NGだと考えるのが正解です。
また、ある程度のフォーマル感を出すために、バッグは小ぶりのものを選ぶのもおすすめです。
カジュアルな装いで出席する場合には、男性はビジネスカジュアルぐらいがおすすめです。
カーキパンツはカジュアル感があり過ぎるため、スラックス系のパンツとワイシャツ、ネクタイを締めればNGな服装には見えないでしょう。
カジュアルな服装の場合でも、ネクタイの色やデザインには気を遣い、普段すぎずにフォーマル感が出ているものを選ぶのがOKです。
起工式は近所への挨拶回りを兼ねている場合が多い
起工式が終わると、いよいよ工事がスタートします。
騒音などで、近所に迷惑をかけることにもなるでしょう。
そのため、式の後には、そのまま近所へ挨拶回りをするケースが多いのです。
近所に挨拶へ行くわけですから、服装の面でもやはり相手に失礼がないような服装で臨むのがマナーです。
個人宅の起工式だからと言って、Tシャツに短パンで出席してしまうと、そのままの格好で近所への挨拶周りを行うことになってしまいます。
そうならないように、近所への挨拶周り、神様へ工事の無事をお願いする慶事行事ということを考えながら、服装やネクタイの色やデザインを選ぶと良いでしょう。
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