寄贈の正しい読み方は、「きそう」と「きぞう」でどっち?
寄贈は、学校や病院などの公共施設に品物を贈る場合に使われる言葉です。
寄贈という言葉を使用する場合、「きそう」と「きぞう」でどちらが正しい読み方でしょうか。
国語辞典には、両方とも掲載されています。
「きぞう」ではなく「きそう」だとしたら、今まで「きぞう」と読んできたので、「きそう」と読むことには違和感があります。
「きそう」と「きぞう」とで、どっちが正しい読み方なのか、調べてみました。
寄贈の正しい読み方
寄贈の正しい読み方ですが、「きそう」と「きぞう」でどっちだと思いますか。
寄贈の贈の字は、贈呈のぞうなので「きぞう」のほうが正しいように思われますけど、国語辞典には「きそう」も出ています。
どっちで読んでも良いということになります。
どっちで読むにしても、寄贈の一般的な読み方で多いのは、「きそう」より「きぞう」のほうだということはおさえておいたほうが良いでしょう。
贈の読み方
寄贈を調べたついでに贈についても調べてみると、「そう」と「ぞう」の両方があります。
こちらもまた、どっちでも良いということになります。
これまで贈呈は「ぞうてい」、贈答は「ぞうとう」と読んできましたけど、贈呈を「そうてい」、贈答を「そうとう」とどっちで読んでもいいことになります。
この場合も寄贈と同じで、どっちで読んでもかまいませんが、一般的な読み方で多いのは、「ぞうてい」であり、「ぞうとう」のほうでしょう。
スポンサーリンク音読みと訓読み
日本語には、音読みと訓読みがあります。
贈の音読みは「ぞう」、訓読みだと「おく(る)」と読みます。
どっちで読んでもかまいません。
さらに贈には、呉読みと漢読みがあるということです。
実は、寄贈のきそうという読み方は、呉読みに関係があります。
呉読みと漢読み
漢字は、漢の時代に伝来した漢読みと、呉の時代に渡って来た呉読みがあります。
贈の呉読みは、「そう」となっています。
広い意味では、どっちで読んでもかまいませんけど、呉読みは仏教用語をはじめとして、歴史の古い言葉に多く使われています。
漢字によって、どっちが多く読まれているかは異なります。
多くの人が読んでいるきぞうという読み方で読んだほうが、誤解が少ないのではないでしょうか。
国語辞典で寄贈を引くと、「きそう」と「きぞう」どっちの読み方も出ていますから、どっちでもかまわないということになります。
寄贈の「贈」という漢字を調べてみたところ、こちらも「そう」と「ぞう」両方の読み方がありました。
ただ、一般的な読み方ということで考えると、寄贈を読む際には「きそう」より「きぞう」と読んだほうが良いでしょう。
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