講師のネームプレートに敬称は必要?不要?敬称の使い分け方
会社や趣味の活動など、何らかの団体に所属していると、講演会を主催する機会が来る事があります。
講演会場の手配など様々な準備が必要になりますが、中には「講師の名前を記載する看板・ネームプレートを作る」のが必要なケースがあります。
しかしいざ作ろうとした時に、「あれ?」と思ってしまう人もいるのではないでしょうか。
例えば自社主催の講演会で、講師が自社の社長や重役であり、聴講者に自社・他社の社員が来るとします。
会社における社会的な常識において、外部の人間の前では、自社の人間には上役であっても敬称をつけないのが一般的です。
しかし「講師」という立場で壇に立つ場合、その人の紹介をする看板・ネームプレートに「先生」や「氏」「役職名」といった敬称をつけなくても良いのでしょうか。
ネームプレートの敬称は「誰が主催か」「誰が講師か」でも異なる
結論から言えば、ネームプレートの敬称は「講演会が自社主催、自社の人間しかいないならば役職名は必要」「講演会が自社主催で、他社の人間も招いてのものならば必要」となります。
加えて、「自社開催でも、外部から招いた講師には必要」です。
まず、役職名には元々敬称が込められているので、「部長氏」や「社長様」といった二重敬語は間違っています。
スポンサーリンク社内の人間による社内での講演会、内々ならばネームプレートや紹介時には社内で呼ばれる通り、「〇〇 〇〇社長」「〇〇 〇〇部長」という表記になります。
しかし社外から聴講者を招く場合は、これは「社外の人間」と話している際のビジネスマナーが適用されます。
社外の人間に対して敬意を向けるもの、自社の立場を低くするものであり、講師であっても自社の人間につけてはいけません。
ネームプレートや紹介についても不要です。
同様に社外から講師を招く場合は、確実に講師への敬称を忘れてはいけません。
「様」や「氏」、「先生」という敬称が必要になります。
講師の敬称はどう使い分ける?
一般的に使う敬称は「様」ですが、講演会においては使い分ける必要があります。
一般的には「〇〇先生」が主流ですが、「氏」を用いることもあります。
これは認識として、「先生=圧倒的に目上の相手の場合」、「氏=あらたまった形で〇〇さんという使い方をしたい場合」、と置き換えると判りやすくなります。
必然的に社外から講師を招く場合は「〇〇先生」が主流となります。
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