社宅に部外者を入れることができるか?
社宅で生活していると、さまざまな規則のもとで制限が加えられることもあります。
家賃が安いなどのメリットに対して、こうした制限がどれだけデメリットになるのかも重要なポイントとなるわけですが、部外者を招きたいときにも制限が加えられるのでしょうか?
知っておきたい社宅のルール
社宅のポイントは「従業員が入居する住宅」である、という点です。
社宅を提供している会社の側としては、従業員の素行や生活習慣を会社に相応しいものにしたいと考えるものですし、社宅の環境をしっかり維持する必要が出てきます。
夜中まで騒ぎ声が聞こえる、ゴミ出しがめちゃくちゃなどといった問題を抱えていると、会社そのものの評判が損なわれる恐れがあるからです。
こうした問題を防ぐために、会社が社宅に対してどのようなルールを入居者に課しているか、です。
もっとも頻繁に見られるのが「門限の設定」と「部外者の立入禁止」です。
つまり、夜中まで、さらには朝まで外で飲み歩くことができないケース、友人や恋人など部外者を招いて部屋で楽しく一緒に過ごすといったことができないケースも出てくるわけです。
スポンサーリンク部外者を招くことに対する扱いについて
実際に部外者を招くことを禁止しているかどうかは、各企業ごとに判断が異なります。
傾向としては、4つのパターンが考えられます。
1つ目は禁止していないケースです。
つまり、誰でも呼んでOK、ただし騒音を立てないなど常識の範囲内で過ごす、そして門限の前にゲストは退出するといった規則が設けられているのが一般的です。
2つ目は「友達や身内はOK、でも恋人はNG」というパターンです。
特に、独身寮の場合にこのケースが見られるようです。
3つ目は「部屋に呼ぶのはNG、でも部外者向けの応接室やロビーが用意されている」ケースです。
ホテルと似たようなパターンと言えます。
4つ目は「すべてNG」のケースで、部外者と会いたかったら社宅の外で機会を設ける必要があるわけです。
もし就職した企業の社宅に入ろうと考えている場合には、部外者の扱いについて、この4つのケースのうちのどれが該当するかを確認しておくとよいでしょう。
社宅は企業の福利厚生の一環であり、会社が社員の利便性のために用意したものになります。
ですから、社員一人一人の個人的な事情よりも、入居者全員の環境や会社のイメージの方が優先されるのが原則なのです。
スポンサーリンク