朱書きをピンク色やオレンジ色で書くのはOK?

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朱書きは、黒や青い文字よりも目立たせる目的で記すものです。

 

例えば、届いた郵便封筒に「履歴書在中」「親展」「重要書類在中」など、赤ペンで書かれていればとても目立ちます。

 

そこに注意を払うのではないでしょうか。

 

一般的には、赤色のボールペンやインク、赤鉛筆などを使いますが、赤に近いピンク色やオレンジ色でもOKなのでしょうか?

朱書きの始まりは赤ではなく「朱色」

朱書きにはもともと、朱色が使われていました。

 

習字の先生が生徒の作品に訂正を入れる際に、黒色の墨汁液ではなく、朱液という朱色の液を使っていたことから、朱書きと呼ばれるようになったのです。

 

現在ではわざわざ朱液を使って筆で書くことはなく、多くの場合はボールペンやインク、赤鉛筆などを使います。

 

これらの筆記用具においては、朱色よりも赤色の方がベーシックのため、現在では朱書きと言えば赤い色と考えられています。

 

ちなみに、朱色という色をご存知でしょうか?

 

赤色というよりも、オレンジ色に近いカラーです。

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そう考えると、オレンジ色のボールペンやインク、色鉛筆を使ってもOKなのではないか、という気がするでしょう。

 

また、オレンジ色がOKならピンク色でも問題ないのでは?と考える人もいるのではないでしょうか。

オレンジ色やピンク色でもOK?

目立たせるという目的なら、オレンジ色やピンク色の筆記用具を使っても問題はないでしょう。

 

仮にピンク色で朱書きをした郵便封筒を郵便局に持ち込んでも、拒否されることはありません。

 

ただし、オレンジ色やピンク色にはさまざまな色味があり、色味によっては赤色よりも、目立つという点では若干劣るかもしれません。

 

赤色に近い色味のオレンジ色なら、朱書きとしては全く問題ありませんし、ビジネス用途に使っても、失礼に当たることはないでしょう。

 

非常識だと考えられる心配もありません。

 

その理由は、先述したように、朱書きの起源はもともと朱色だからです。

 

それでは、ピンク色の場合はどうでしょうか?

 

パーソナルな使用ならば、目立つという点での役割を果たせます。

 

ただし、ピンク色だと、赤色に近い色味でもカジュアル感が出てしまうため、ビジネス目的では使わない方が賢明です。

 

特に、就職や転職などで「履歴書在中」と郵便封筒に朱書きするなら、赤ペンがないからと代わりにピンク色を使うのではなく、赤ペンを購入し、社会人として常識のある色を使ったほうが良いでしょう。

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