専務や常務というのは一つの会社に何人もいるものなのか?

スポンサーリンク

会社の経営陣として設けられるのが、専務や常務といった取締役です。

 

会社によってはこうした同じ役職名を持つ取締役が何人もいることがあります。

 

これは普通のことなのでしょうか、それとも一部の特殊な会社だけが常務や専務を何人も置いているでしょうか?

 

それぞれの役職の役割をチェックしつつ、その答えを探っていきます。

専務や常務の役割とは?

経営陣の中で、専務や常務は社長に次ぐ権限を持ち様々な責任を負っています。

 

一般的に専務とは、社長を補佐して経営に関する専門的な業務を扱うことになっています。

 

一方で、常務は日常業に関係するジャンルで社長を補佐するという役割を担っています。

 

そのため、専務は経営に重点を置いた業務を置き、常務は従業員や営業そのものに目を向けて業務を行っていくという傾向が強いです。

 

こうした性格の違いがありますので、どちらが権限が強く役職として偉いのかというと、専務の方が上であることが多いです。

スポンサーリンク

やはり、日常業務を行うよりも、会社全体を見る経営を中心とした役割の方が上と見られるからです。

 

また、経営のトップである社長とより緊密に働くことが多く、委任される権限が多いのも専務となることが多いです。

同じ役職名の取締役は何人もいるものなのか?

法律では、取締役の具体的な人数制限や、それぞれの役職に何人しか任命してはならないというルールはありません。

 

そのため、何人置いても全く問題ありません。

 

そして、経営規模の大きな企業であれば、実際にどちらの役職でも何人もいることが多いです。

 

経営に関係した業務で社長を補佐すると言っても、やはり、大企業だと非常に幅が広い業務をしなくてはなりません。

 

またグローバル企業であれば、国内市場を専門とする専務と、アジア担当、ヨーロッパ担当というように地域で分けて任命されていることもあります。

 

具体的な人数については特に決まりはありませんので、それぞれの会社で独自に決めています。

 

中小企業であれば複数人いるということはあまりありませんので、取締役の人数によって会社の規模をある程度知れるという、一つのバロメーターにもなるわけです。

 

ちなみに、常務と専務では通常常務の方が人数が多い傾向にあります。

 

やはり、権限が強く責任が集中する役職になるほど、会社の中では人数が少ないものですので、それが取締役の役職にも反映されているというわけです。

スポンサーリンク