隔週週休3日の意味とは？週休制度についての注意点も解説

多用な勤務形態が見られるようになっていて、業界や企業によって休日の取り方がかなり違う状況です。

こうした状況を示すためにいろいろな表現が用いられていて、混乱してしまうことも珍しくありません。

ルールで定められている表現は時に誤解を招くこともあるので、よく理解しておかないと、仕事を始めてからトラブルを引き起こす可能性があります。

たとえば、「隔週休3日制」という休日制度が取られているところがありますが、厳密にどのくらいの休みがあるのか分かりづらいものがあります。

隔週休3日は、そのままだと誤解しやすいので、それぞれの意味に分割して理解すると分かりやすいです。

まず「隔週」という表現は、2週間に1回ということです。

そして、週休3日は1週間の中で3日間の休みがもらえるという意味です。

そのため、隔週休3日とは2週間に1回、1週おきに3日の休日が入ることになります。

ただし、ここで気を付けたいのが、3日の休日が入らない週についてはしっかりと規定されていないという点です。

週休3日でない週については、休日が2日設けられるのか1日のみなのか、はたまた休日がないのかは、それぞれの企業に確認しないと分かりません。

というのも、労働基準法では、4週間のうち4日以上の休日を与えるべきという項目があるからです。

2週間ごとに3日の休日が入れば、他の週は1日も休みが入らないことがあっても法律上は問題がないのです。

他の週についてもしっかりと確認して、勘違いを起こさないようにしましょう。

もともと、週休制度の表記については誤解を招きやすいところがあるのが事実です。

たとえば、「週休2日」と「完全週休2日」というのは、かなり意味合いが異なってきます。

完全週休2日は、文字通りすべての週に2日の休日があることを指します。

しかし、単なる週休2日というと、1月のうち週に2日以上の休日を持つ週があれば良いということになっているのです。

そのため、求人情報に「週休2日制で休みがしっかりと取れる」と書いてあっても、実質的にはあまり1週間に2日の休みがもらえないということもありえるわけです。

ただし、前述のように明確に「隔週」という形で、頻度を固定しているのであれば、そのタイミングで休日が入ることになります。

このように、微妙な表現で大きく実質が変わってくることがありますので、休日制度については細かく表現をチェックする必要があります。