飛行機の「出発日」と「現地出発日」の違いとは?
飛行機のチケットを取る時には、日程の間違いには気を付けなくてはなりません。
特に、海外旅行をする時には時差が生じますので、予定表に記載されている時刻や日付がどこを基準としたものなのかをはっきりとさせておく必要があります。
もし、こうした点で勘違いをしたまま予定を組んだりチケットを購入したりすると、思わぬトラブルに見舞われることになりかねません。
そこで、間違いやすい表現として、「出発日」と「現地出発日」の違いを確認していきます。
飛行機の予定での出発と現地出発日の違い
飛行機のタイムスケジュールを見ていると、単なる「出発日」と「現地出発日」と使い分けて記載されているケースがあることに気付くかもしれません。
これは、国内旅行では起こらないもので、海外へのフライト便でのみ見られる違いです。
これらの違いとしては、まず単なる「出発日」という記載については、日本時間での日付を指しています。
一方で、「現地出発日」と書かれている場合は、旅行先の国の現地時間での日付を意味しています。
アジア圏などの近場の国ではそれほど時差がありませんので、日付自体が変わるということはありませんが、欧米などに行く際には日付変更線をまたぐことで日付が変わってしまうことがあります。
こうしたケースでは、利用者が混乱したり間違ったりしないように、「出発日」と「現地出発日」に分けて記載しているのです。
たいていの場合、旅行先に到着したら、現地時間に時計を合わせて行動するものです。
フライトが日本時間での表記だと、飛行機の日時を間違って乗り遅れなどのトラブルを起こしてしまうことがあります。
そこで、フライトスケジュールは、原則として飛行機が離発着する場所の現地時間で記載することにしているのです。
フライトスケジュールを見る際の注意点
とはいえ、旅行会社や航空会社によっては、出発する日と現地出発日と記載を分けていないこともあります。
特に、航空会社の日程表では単に「出発日」との記載しかないことが多いです。
というのも、飛行機は世界中の国の人が利用していますので、利用者がどの国の人か分からず、基準となる時間がどこなのか判別できないからです。
そのため、単に出発日で記載を統一して、常に離発着の場所の現地時間を参照するよう求めているわけです。
一方で、日本の旅行代理店がパック旅行を利用する人などに渡す予定表では、できるだけ分かりやすくするために、どの時間を基準とするかを記して、「現地出発日」といった表現を使っていることもあります。
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