空調のLMHってどういう意味?

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■空調の快適さは人によって異なります
ジメジメしている室内は、誰もが不快だと感じますし、蒸し暑い室内よりは、涼しくてスッキリとした室内の方が快適なものです。

 

しかし、どのぐらいの温度や湿度を快適だと感じるかは、人によって個人差があります。

 

室温に関して言えば、27度ぐらいが快適だという人もいれば、22度で少し寒いぐらいの方が快適だと感じる人もいます。

 

空調設備では、そうした個人の感じ方の違いに対応できるよう、エアコンの強さを調節することができます。

 

ルームエアコンにももちろんそうした機能はついていますし、ホテルとか病院などでは、部屋ごとに温度を調整できることが多いものです。

 

その際には、エアコンのリモコンとか壁に設置されている空調システムのコントローラーパネルのようなところに、LMHという文字をよく見かけるのではないでしょうか。

 

LMHとは、Low(弱)、Medium(中)、High(強)のことで、つまりエアコンの強弱を設定できるという意味を持っています。

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一般的にはMediumが通常運転と設定されていることが多く、冷房の通常運転だと寒いなという人は少し弱めてLow運転をすれば良いですし、通常運転では少し暑いなという人なら、High運転をすれば、部屋をもっと冷やしてくれるでしょう。

 

LMHは冷房システムだけではなくて暖房システムにも共通していて、Mediumの通常運転で寒い人ならHigh運転にすれば部屋をもう少し暖めることができますし、通常運転では暑すぎるという場合にはLow運転にすればOKということになります。

LMHは温度設定はできない

施設に設置されている空調設備は、各部屋や空間ごとにLMHの設定をする事は可能です。

 

しかし、温度を下げたり上げたりということは、残念ながらLMH設定だけでは行うことができません。

 

ホテルの各客室では、エアコンの強弱だけを調節できるシステムとなっている所もあれば、客室内である程度温度調整もできるシステムを導入している所もあり、その場合には温度調節と強弱で風量を調整することが可能です。

温度調整しなくても意味のある機能

空調設備のLMH機能は、たとえ温度調整することが出来なくても、空間の快適さを大きく調整することができるという点で、とても意味のある便利な機能と言えます。

 

家庭用のエアコンを操作する場合でも、暑いから温度設定を低くするという方法だけでなく、温度設定は変えずにHigh運転にするという方法でも、快適さを高めることはできるでしょう。

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