役場の繁忙期はいつ?
役所・役場にも1年のなかで忙しい時期とそれほどでもない時期があります。
また、役所内でも繁忙期・閑散期に違いが出てくることもあります。
役場の繁忙期はいつか?
民間企業などに比べるとそれほど忙しい印象は少ない役場ですが、実際には激務な環境も少なくありません。
特に村役場では人手が少ないところも多く、忙しい時期になると連日慌ただしい環境で業務をこなさなければならないケースも見られます。
そんな役場の繁忙期というと春先、2〜3月を連想する方も多いのではないでしょうか。
世間一般で転居・転勤・入学など大きな転機が訪れる時期のため、住民票の発行や転居手続きなどの業務が多くなるのです。
利用する側としてもこの時期になると役場が混雑するのでできるだけ時期をずらして訪れるよう心がけるものです。
ただ、2〜3月が繁忙期になる理由は他にもあります。
よく2〜3月は道路などの工事が多くなると言われますが、公共事業は3月締めのところが多く、この時期に事業の確認や予算の支払いといった手続きが多くなるのです。
一般的に公共施設の工事が3月に完了する、あるいは各種調査を民間の会社に委託した場合にも3月に完了・確認を行う、といったパターンが多いのです。
さらに議会に関わる仕事が多くなるのもこの時期です。
3月に議会が開催されることが多く、そのため議員から資料の提出をはじめとした問い合わせが多くなるのです。
そしてもうひとつ、これは役場だけの話ではありませんが、3月いっぱいでの退職や4月からの人事異動に合わせて引き継ぎの業務も行われます。
こうした理由を見ても2〜3月が役場の繁忙期となるのが容易に理解できるでしょう。
そのほか役場の繁忙期・閑散期について知っておきたいこと
そのほか、繁忙期としては9〜10月も挙げられるでしょう。
先述した公共事業は10月からスタートして3月に終わるパターンも多く、そのための準備で忙しくなります。
特に予算に関わる部署ではこの時期の方が忙しくなる傾向が見られます。
そしてもう一つ、その地域の観光業の特徴や傾向によっても違いが見られます。
例えば夏場が観光のトップシーズンになる地域と冬がトップシーズンになる地域では観光に関わる業務が忙しくなる時期が変わってくるからです。
ですから繁忙期・閑散期の一般的な時期が全国すべての役場に該当するわけではないので注意が必要です。
では閑散期はあるのでしょうか?
やることが少ないと暇になる、といった意味での閑散期は基本的にはないと言えるでしょう。
先述したように村役場はとくに人手が少なく忙しいことも多いからです。
あえて挙げるならこれまで上げてきた忙しくなりやすい時期に該当しない1月や6月などが候補になるでしょう。
この点は先述した観光シーズンとの関係もあるので地域差も出てきます。
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