パフィオペディラムの株分けはどうする?注意点はある?
■株分けって何?
植物における株分けというのは、一つの株を分けてもう一つ新しい株をつくることをいいます。
植物にはその年にしか花を咲かせない1年草と何年にもわたって花を咲かせる多年草とがありますが、株分けするのはこのうちの多年草です。
一つしかなかった株も、株分けすることでどんどん増やしていくことが可能です。
新たに株を購入してなくとも自分で好きな植物を増やすことができ、それもガーデニングの楽しみの一つといえるでしょう。
また、株分けすることで老化していた植物に若々しさを取り戻してあげることもできます。
パフィオペディラムは多年草なので、株分けにより増やしていくことができます。
行う時期は植え替えをする3〜4月頃が理想的で、この時期に行うことで根付きもスムーズにいって失敗の可能性を少なくすることができます。
パフィオペディラムの植え替えは1年または2年に1度なので、この時に合わせて行うようにしましょう。
株分けの方法は?
植え替えや株分けをする時、根を傷つけてしまうとその後は元気に育たなくなってしまうので扱いには十分な注意が必要です。
鉢や地面から根を抜く時には、傷付かないように根の先にまで細心の注意を払いましょう。
スポンサーリンクきれいに抜けたら、スコップではなく手でやさしく根をはらって古い土を落とします。
株を観察して、自然に分かれているものであれば手で分けてしまいますが、いずれの株にも芽のついた茎が2〜3個あることを確認してから分けます。
株が自然に分かれていないものはハサミやナイフを使って分けます。
また、既に水を吸わなくなったような古い根があればこの時に切り落としてしまいます。
株を分けたらそれぞれを鉢に植えていきますが、根が十分に広がるようにしてあげましょう。
そして、この状態にあるパフィオペディラムは大変弱っているので、数日間は引き続き慎重に扱う必要があります。
日陰に置いて根がしっかりと安定するようにしてあげましょう。
パフィオペディラムは熱帯または亜熱帯地方に生息する植物ですが、実際に根を下ろすのは樹林の中の日の当たらない地面です。
もともといた環境にできるだけ近くなるようにしてあげると安定して生育することができます。
パフィオペディラムの開花時期は12月から長くて6月頃までです。
一つの花でも1か月にわたって咲き続けるので、他の植物に比べるととても長いこと私たちの目を楽しませてくれます。
また、半年近くある開花時期の間に3〜4回も花を咲かせてくれます。
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