パフィオペディラムの花が咲かないのはなぜ?

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■花が咲かないこともある?
袋のような花を咲かせるパフィオペディラムは、どこか渋くて味わい深さもあることから人気のある植物です。

 

開花時期は12月〜5、6月くらいで、長い期間楽しめる品種といえるのですが、中には花が咲かないという悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。

花が咲かない原因は何?

まず、パフィオペディラムといってもいくつも種類があり、中にはもともと花が咲きにくい種類もあります。

 

一般的に私たちが購入できるようなものは毎年花を咲かせてくれるものですが、これらの種類は新芽が成熟するのに1年以上かかるので毎年花を咲かせてくれるわけではありません。

 

購入の際には注意しましょう。

 

特に咲きにくい種類ではない場合、原因の一つとして花芽が腐敗してしまったことも考えられるでしょう。

 

花芽は葉の中央から顔を出すのですが、水やりの際に葉に水をかけていると溜まった水が夜間に冷えて腐敗の原因になってしまうのです。

 

こうなると花は咲いてくれないので、水やりは土に直接かけるようにしたいものです。

 

とはいえ、パフィオペディラムは水を好む性質があり、乾燥している時は葉水をやるのも効果的です。

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しかし、気温が低いと乾きが遅くなり病気の原因にもなってしまうので、冬の寒い時間帯に葉水をやるのはあまりよくありません。

 

土への水やりも、秋の彼岸を過ぎた頃から冬の間は量を少なくしていくと良いでしょう。

 

室温が低い部屋であれば、少しでも暖かい午前中にぬるめの水をあげるのがおすすめです。

 

他にも、植え替えをした場合、時期が良くなかったとか根を傷めてしまったことも考えられます。

 

パフィオペディラムは特に根が少ない品種なので植え替えには細心の注意が必要です。

 

花が終わり気温が10℃を上回った時に行うようにし、夏に入った場合の植え替えは次シーズンに持ち越す方が賢明です。

 

ただし、斑入り葉種の場合は10月にも植え替えができます。

 

また、根は手で古土を払うなど大切に扱うことも大切です。

 

もう一つ原因として考えられるのは、肥料不足があります。

 

パフィオペディラムは春に置き肥えを1回だけ行い、その後は真夏を避けた5〜7月頃、9〜10月半ばころまでに液肥を2,000倍に薄めたものを7〜10日に1度ペースで与えていくのが理想です。

 

これよりも少なかった場合は栄養が不足して十分に育たなかったことも考えられます。

 

また、肥料を与えている時期に水分が過剰に不足すると根を傷めてしまうこともあるので注意が必要です。

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