モウセンゴケに寿命はある?
■モウセンゴケの寿命
モウセンゴケにはたくさんの品種があるので品種による違いはありますが、基本的には多年草ですので、ワンシーズンで枯れてしまう、というものではありません。
寒くなると枯れたように葉を落としてしまうものもありますが、それでも根はしっかり生きていて、春になると芽を出しますので枯れたと思って捨ててしまわないようにしてください。
また、そうして冬を越している間でも、根は水を必要としますので、水を切らさないように気をつけましょう。
冬の休眠期にお世話を忘れてしまって、水を切らしたことで本当に枯れてしまうのはよくあることです。
品種によっては、一年草の場合もあるので、購入時に確認しておきましょう。
何年くらい栽培できるのが目安?
それでは何年生きれば、モウセンゴケの栽培に成功したかと言われると、きちんと栽培すれば半永久的に栽培することができる植物です。
一つの個体として寿命がいくらかというよりは、成長したら春に株分けをしてどんどん増えていきます。
増やす目的で育てていなくても、成長してあまり群生してしまうと育ちが悪くなるので、適度に株分けをしてやった方が元気に育ちます。
スポンサーリンクまた、葉を水苔に挿すことで増える葉ざしもできますし、もちろんタネから育てることも可能です。
長くモウセンゴケを育てるために
モウセンゴケを枯らさずに長く栽培するためには、適切な方法で冬を越すことと、水や温度の管理が大切になります。
とはいえ、モウセンゴケは比較的栽培のしやすい植物で、絶やさないように腰水管理を行い、水が腐らないように数日おきに替えてやり、真夏のよほど暑い時以外は窓辺の日当たりのよい場所に置いておいてやることで元気に育ちます。
虫を食べなくても栄養上は問題ありませんし、肥料もやらなくて大丈夫です。
水が腐らないように定期的に替えてやることは忘れずに行いましょう。
温帯に生息するモウセンゴケは、日光は好きですが暑すぎるのは弱る原因ですし、ある程度の寒さを感じさせることで春になって芽を出し成長を促しますが、凍るほどの寒さはよくありません。
夏は日当たりは良いけれど風通しも良くて温度が上がりすぎないところに置き、冬は凍るほど寒くない屋外などに出してやることが必要です。
こうした適切な世話をすることで、モウセンゴケは寿命を気にせず何年も生き続けることができます。
個体によっては数年枯れてしまうこともありますが、良い環境で育てていれば春に株分けができますので、どちらかというと増やす楽しみのある植物です。
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