大学設置と創立の違いはどういうことなのか
創立と大学設置の違いが良く分からないという人は多いです。
今回は言葉の意味を踏まえてわかりやすくご説明します。
会社に関しても言えることなので、参考になさって知識の幅を広げてください。
言葉を使い分けることは大事です。
創立の意味
初めてその施設の存在が生み出されたということを言います。
大学などの学校の場合、よく聞くのは創立記念日という言葉ではないでしょうか。
何もないところに新しく作ったということもできます。
例文を挙げてみましょう。
・○○学園は昭和30年創立の男女共学の高等学校です。
・△株式会社創立は20年前でした。
設置の意味
設置はその漢字のとおり、設けるという意味や置くという意味があります。
ある目的のために組織の中に様々な部署などを設けることです。
大学で言うと学内に学部や大学院などを細かく設けることを言います。
大学設置のためには、大学設置基準を満たさなければいけません。
文部省で決められた基準があるのです。
その基準を簡単にご紹介しますと、学部や学科ごとにきちんとした目的を学則に定めることや公正に入試を行うことなどがあります。
その他に学部には専攻によって学科を設けるという基準や、履修の区分を設ける基準など様々な細かい基準があるのです。
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創立は大学などが作られたのみなので主に外部、大学設置は内部に学部など諸々の機関を設けることで内部についてのことです。
つまり、この2つの違いは簡単にいうと、外観について言っているか内部について言っているかということでしょう。
例文でこの違いを示しましょう。
・A大学の創立は昭和60年で、すぐに文学部が設置されました。
・B大学は昨年大学設置基準を満たしたばかりです。
会社でもいえること
設置など他に関しては会社でもいえます。
創立に関しては大学と同じです。
会社立ち上げは創立といい、会社内に部署などを設けることを設置と言います。
その違いは大学と同じことです。
例文で見てみます。
たとえば、次のような使い方ができるのです。
・N株式会社は7年前に創立され、彼が部長を務める部署が設置されたのも同じ頃のことでした。
・妻の父が創立者である株式会社Mの3年前に設置された営業部は雰囲気が変わりました。
創立と大学設置の意味の違いは、少々わかりにくいものです。
大学で考えるとその違いは、今までなかったものが作られたということや、大学の建物などができたことで大学設置になり、内部に学部などが作られたということです。
そして、文部省の大学設置基準を満たしていることでしょう。
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