就活生なら知っておくべし！ワークショップ型の選考はどんな内容？

近年の就活面接の傾向の一つに、ワークショップ型の選考方法があります。

さまざまなシーンで活用されているワークショップですが、就活の際にはどんな内容になるのでしょうか?

また、どのような準備をして選考に臨めばよいのでしょうか?

就活におけるワークショップ型選考では、一般的には就活生同士が一つのテーマに沿ってディスカッションを行ったり、グループに分かれて一つのプロジェクトを作ったり、プレゼンを行う等が多いです。

グループは5、6人の少数グループに分けられることが多く、誰もが発言の機会を得られます。

ワークショップ型の選考では、企業にとって大きなメリットがあります。

例えば対面式の面接では、質問に対して就活生が意見を述べるわけですが、しっかり準備している就活生は、そつなくこなすことができます。

就活面接という点では高得点かもしれません。

しかし、就活生の働き方や問題に対応する能力までを知ることは難しいでしょう。

しかしワークショップ型の選考会なら、就活生同士がディスカッションをしたり、コミュニケーションを取りながら一つのものを作り上げていきます。

それぞれ考え方が異なる就活生たちが、意見を交換しながら共同作業を行います。

採用されたいという気持ちは皆同じですから、手抜きをする人はいないでしょうし、他人任せで自分は外野としてのんびり観察、なんていう人もいません。

そうした中で、他人をまとめ上げるリーダーシップのスキルはあるのかという点や、異なる意見をどんな風にまとめるのかという問題解決能力、そして集団の中でどのように行動するのかと言った姿勢や態度などを、面接官は観察しているわけです。

近年増え続けているワークショップ型の就活選考会は、就活生にとっては展開を予測しづらく、準備しにくいものです。

普段通りの自然体で臨めばよいと分かっていても、採用されるかどうかがかかっている選考会なので緊張しますし、少しでも好印象を残そうと力んでしまうかもしれません。

ワークショップ型の選考会において失敗しないためには、いくつかのポイントを抑えることが必要です。

1つ目は、そのワークショップの流れや形式をきちんと理解し、自分の役割りを全うするという点です。

例えばディスカッション形式の選考会なら、どんなテーマが出されるか分かりませんから、広い分野で自分の意見を持てるように準備をしておきたいものです。

そのためには、普段から新聞や雑誌、ネットニュースなどを見て、幅広い知識を得ることが大切です。

プレゼンを行ったり、一つの作品を造り上げるような形式のワークショップ型選考会においては、プロジェクトの中でリーダーやタイムキーパーなどの役割分担が必要となります。

リーダーになることが採用に近づくというわけではなく、それぞれが与えられた役割をしっかりこなすかどうかという点が、面接官にはチェックされています。

2つ目のポイントは、自分の強みと弱みを知るという点です。

人はそれぞれ性格や個性があり、どんな役割でも同じようにこなせるわけではありません。

向いている役割りもあれば、そうでないものもあるでしょう。

自分という人間を客観的に理解することで、ワークショップ型選考においても、自分の強みを生かした役割をこなせます。

3つ目のポイントは、企業が何を求めているのかを理解するという点です。

ワークショップ型選考では、各自が与えられた役割を果たしているかどうかという点、協調性があるかどうかという点、対立する意見への対応、責任を持てる発言をしているかどうか、という点がチェックされています。

そうした点を抑えながらワークショップに臨みましょう。