退任ご挨拶の名刺に押すゴム印のインクは何色が良い?

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部長や専務などの重役が退任する際に、これまでお世話になった方々に名刺を配って挨拶回りを行います。

 

通常名刺にはゴム印であらかじめ「退任ご挨拶」の文字を押しておきます。

 

このゴム印のインクのカラーですが、一般的に赤と黒が存在するため迷われることが多いでしょう。

 

退任の際は何色のインクを選べば良いのでしょうか。

退任ご挨拶の名刺に押すゴム印のインクは赤色が多い

退任ご挨拶に使用するゴム印の色は、一般的には赤が多いようです。

 

退任ご挨拶に使うゴム印のインクのカラーに関する規定は無く、どのようなカラーでも自由に選んで良いようになっています。

 

押印のカラーでよく利用される赤や黒以外にも青や紫、緑といった色もあります。

 

しかし一般的には赤色が使用されているケースが多いため、迷われたときは赤のインクを選ぶと良いでしょう。

 

赤は比較的男性人気が高く、神社の建築物や祭事など古来より日本の伝統文化の中でも需要なカラーとされてきました。

 

また光の三原色のひとつで暖色でもあり、とてもエネルギッシュなカラーであるため、人の目をひきつける効果があります。

 

黒色よりも目に留まりやすいので、契約書や証明書などの重要な書類に使用されています。

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今回は退任という大事な節目になるため、ゴム印のインクは「赤」がおすすめです。

 

ちなみにゴム印本体にも「黒」と「赤」のカラーが存在するため気をつけましょう。

 

どちらも同じタイプだと勘違いする方もおられますが、少し違います。

 

赤ゴムは天然ゴムできており、黒ゴムは耐油性、耐久性が高くなっています。

 

赤ゴムは普通紙や水溶性インクに対応した素材で、油性インクや朱肉に弱く、ゴム部分が溶けやすくなっています。

 

一方、黒ゴムは油性インクや朱肉に強く、普通紙や水溶性インクにも対応しているため、どのような素材のスタンプ台や用紙でも利用できます。

退任ご挨拶の名刺に押すゴム印に黒色が避けられる理由

赤の他にゴム印のポピュラーなカラーとして黒色があります。黒は文字としては鮮明で見やすいため、領収書のハンコによく使われています。

 

しかし「退任ご挨拶」の名刺以外にも「就任ご挨拶」や「着任ご挨拶」「開業ご挨拶」などにはあまり使用されません。

 

敬弔の印を押す際に黒色が使用されることから「ご挨拶」の押印に使用するのは避けられる傾向があるようです。

 

黒は葬儀や喪服のカラーで、負けを意味する「黒星」や「ブラック企業」など孤独や負のイメージが強いからだと考えられています。

 

ゴム印に使用するカラーは黒色でも問題はありませんが、上記の理由からおすすめはできません。

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