お茶は実は美化語の一種って本当?

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美化語には様々な単語がありますが、意外な単語としてあげられる物の1つに「お茶」があります。

 

お茶は敬語に盛り込む際にどの様な使われ方をするのか、丁寧語として使う際のポイントをご説明します。

そのまま美化語として使える

お茶は美化語の一種ですのでそのまま敬語として使えます。

 

「お茶をご用意しました」というような使い方が一般的です。

 

美化語ではないと勘違いしてしまい「おお茶」など言ってしまう方もいますが大きな間違いですので気をつけないといけません。

 

お茶は元々「茶」に「お」が付いている単語です。

 

ですが敬語と意識せずとも普段から茶と呼ばれることはあまりありません。

 

これは美化語が世間に定着している単語の一例で、常体の中で使われることも多いでしょう。

お紅茶やおビールは正しい?

お茶と同じように飲み物を美化語にする方も少なくありません。

 

紅茶やビールなどに「お」をつけて、お紅茶やおビールと言う方もいますが、こちらも敬語として間違えではありません。

 

美化語の一種かというと微妙な所ですがより丁寧な印象になります。

 

ただし飲み会などで目上の方に「おビールになさいますか?」というのはあまり好ましくありません。

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仲居さんなど接客業の方が使うのは珍しくないですが、一般の方がお紅茶やおビールという姿は最近では見かけないため、不自然に感じてしまう方もいます。

 

ビール、紅茶とそのまま使っても何の問題もありませんので無理して「お」はつけなくとも良いでしょう。

 

もちろん先輩など上の立場の方が使っている職場であれば郷に入っては郷に従う考えで使った方が安心です。

御茶というと更に丁寧

お茶はその状態で既に美化語ですが、正式には御茶と漢字で書きます。

 

文章に記す際により丁寧な言葉にしたい方は御茶にすると確実です。

 

もちろんお茶と書いても何の問題もありません。

 

休憩を挟む際に「お茶にしましょう」という言葉がありますが、こちらも御茶と記入する事もあります。

 

どちらでも正しいので好みで使い分けて問題ありません。

 

ただし取引先や目上の方が関係している場合は、お茶よりも御の字を使った御茶という書き方をしておくとより丁寧な印象になります。

 

美化語の一種として世間に定着しているお茶ですが、同じようにおビールやお紅茶などの言葉も使われる事があります。

 

こちらは間違えではありませんが聞き心地が良くないと感じる方もいますので、使う相手に合わせてどの言葉を選ぶか考えると良いでしょう。

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