献上の正しい意味と使い方!類語と対義語も紹介!
「献上いたします」、「献上させていただきます」。
ビジネス文書などでは、このような敬語表現を使う機会が多いかと思われます。
文字のイメージから何となく敬語表現であることはわかるものの、本来の意味と正しい使い方となると、意外と正確には知らない人が少なくないようです。
ここでは、謙譲の意味と正しい使い方、類語と対義語について詳しく解説していきますのでぜひとも参考にしていただければ幸いです。
献上は目上の相手に対して使おう!本来の意味と正しい使い方
献本、献血などの表現があるように、献上は謙譲表現であり、「目上の相手に対して何かを差し上げること」という意味があり、目下の相手に対して献上する、などと使うのは適切な使い方とは言えません。
献上の正しい使い方としては、「お世話になった恩師に書籍を献上する」、「師匠にお歳暮を献上する」などのような使い方が挙げられ、いずれも目上の相手に対して用いられます。
洒落ではありませんが、「献上は謙譲語」という風に覚えておくと意味も使い方も覚えやすいかもしれませんね。
スポンサーリンク類語と対義語は?意味もおさえておこう!
献上する、という言葉の類語としては、差し上げる、謹呈するなどの 類語が挙げられ、より日常語に近いくだけた類語としては、お贈りする、などがあります。
基本的な意味や使い方としては同じですが、謹呈が敬語の度合いとしては類語のなかでもいちばん高く、意味や使い方もやや堅苦しくなっていきます。
一方、対義語としては、直接的な意味の対義語で考えると「下賜」となり、「天皇や皇族が臣民に物品等を賜ること」という使い方になります。
よりくだけた対義語としては、遣わすなどがあり、いずれも立場が上の人間が目下の相手に対して何か施しを行う際の対義語として用いられます。
このように、ビジネス用語ではひとつのワードに対して意味や使い方だけでなく、類語と対義語についても合わせてしっかりとおさえておくことによってボキャブラリーが広がりますし、特に対義語をきちんとおさえておくことでどんな相手に対しても失礼にならない言葉の使い方が自然とできるようになります。
結論的には、献上は謙譲表現であり、「目上の相手に対して何かを差し上げる」などの意味になります。
類語としては謹呈する、お贈りする、などがあり、求められる敬意の度合いに合わせてフレキシブルに使い分けていく必要があります。
類語と対義語について正確に把握しておくことでボキャブラリーが広がりますので、常に知識や情報を更新していきましょう。
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