献上、奉献と奉納の違いは何?伝統文化の基礎知識

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神社などの神事の際、「奉献酒を捧げる」などと使うことがあります。

 

一方、奉納や献上も同じ意味として使われることがあり、奉献と奉納の違いは何なのかわかりにくい、という声も少なくありません。

 

献上、そして、奉献と奉納の違いは果たして何なのでしょうか。

 

3つの使い方の違いについて詳しく見ていきましょう。

献上とは違う?奉献と奉納の違い

奉献と奉納の違いは何?と深く考えるためにはまず、日本古来の伝統文化の意味について具体的に把握しておく必要があります。

 

奉献と奉納の違いはまず、その目的にあります。

 

奉献と奉納はともに神社などでの神事において用いられる言葉ですが、奉献のほうはニュアンスとして献上に近く、「神仏に対して一方的に何らかの捧げものをする」という意味合いが込められています。

 

一方、奉納のほうは神事のなかでも家内安全、夫婦円満など何らかの幸運祈願と結びついており、「一方的に何かを捧げる」という献上とは根本的に意味が異なっています。

 

奉献と奉納、献上の違いをよく理解して、誤用を避けることが大切です。

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奉献と奉納だけじゃない!違いのわかりにくい表現

奉献と奉納以外にも、使い方の違いがわかりにくい表現はまだまだあります。

 

奉献以外に献上のニュアンスが込められている言葉としては、貢献、献血、献杯などがあり、いずれも「見返りを一切期待せずに何かを捧げる」という意味が含まれています。

 

なお、奉納は「奉って納める」ということであり、奉るという言葉そのものが謙譲表現になっていますので、奉献と奉納もどちらも立場の低い者が目上の相手に対して用いる表現として定着しています。

 

ふたつの大きな違いとしては「見返りを求めない」という点があります。

 

神事において見返りという言葉を使うのは適切ではないかもしれませんが、奉納のほうが「神仏からの贈り物」という意味合いがあるのに対し、奉献や献上のほうは見返りを求めず、純粋に捧げものをする、というニュアンスがありますので、何かのために違いとしておさえておきましょう。

 

奉献と奉納、献上の相違点は何かと迷ったら、本来の伝統文化の意味から考えてみるのが良いでしょう。

 

献上と奉納の差は「見返りを求めない」ということで、このポイントさえおさえておけば何の言葉が出てきても違いを瞬時に理解することができますので、まずは献上の意味についてしっかりと理解することが先決です。

 

日本語の使い方は意外と複雑ですので、日頃からハウツー本などを持ち歩いておくと便利ですね。

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