半紙の違いを理解して、練習用と清書用を使い分けよう

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習字や書道など毛筆で書く時には、普通紙ではなく、半紙を使用します。

 

半紙にも様々な種類があり、用途によって使い分けることができます。

 

練習用と清書用でも使い分けることがありますが、どのような違いがあるのでしょうか。

練習用と清書用の違い

結論から言うと、半紙に練習用とか清書用といった明確な区分はありません。

 

半紙のパッケージにも、「練習用」といったような記載は見られないはずです。

 

しかし、半紙による特徴の違いを理解すれば、練習用に適した紙、清書用として用いるのに適した紙をそれぞれ選び、使い分けることができるでしょう。

半紙の種類

半紙は大きく2種類に分けることができます。

 

一つは手漉きと呼ばれる和紙で、比較的高価なものになります。

 

滲みやすいという特徴がありますが、それは毛筆による書の良さを活かすことのできる特徴とも言えます。

 

少し扱いにくい紙ですが、上級者に好まれます。

 

職人によって作られる手漉き紙は大量生産が難しく、それゆえ高価になるのです。

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もう一つは、機械漉きと呼ばれる紙です。

 

これは機械で作られる紙で、大きく作られた紙を既定のサイズにカットする手法で生産されます。

 

大量生産が可能なので、比較的安価で手に入ります。

 

手漉き紙と比べると、滲みにくいという違いがあります。

半紙をどのように選ぶか

練習用の半紙として、機械漉きの紙を使用する人が多いと思われます。

 

それには、価格が安いこと、そして滲みにくいので書きやすいという理由が挙げられます。

 

清書用の半紙には、手漉きの和紙を使用する人が多いです。

 

機械漉きと比べると高価ですし、滲みやすい特徴を持つ紙なので、特別感があると言えます。

 

また、滲みやすい紙は表現豊かに文字を書くことに適しているため、清書用に選ぶ人が多いとも言えます。

書きたいものによっても選ぶ紙は変わる

紙を選ぶ時には、練習用か清書用かというだけでなく、何を書きたいかによっても変わることがあります。

 

例えば、漢字を書くのか、ひらがなを書くのかといった違いでも、紙を使い分けることができます。

 

一般的に、ひらがなを書く時には滑らかで薄くて滲みにくい紙を、漢字の場合は強弱などの表現が付けやすいように、滲みが出やすい厚い紙を使います。

 

いずれにせよ、紙の違いは実際に書いてみると良くわかるので、いろいろと試してみるのが一番かもしれません。

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