行書とは?使われているものや場面は?

スポンサーリンク

文字を美しく書けると、いろいろなシーンで助かるものです。

 

同時に、それぞれの場面にふさわしい書き方を覚えたいものです。

 

その点で、日本語には楷書と行書という書き方があります。

 

行書に使われているものや、ふさわしいどんな場面があるのでしょうか?

 

相手に失礼のないような使い分けをするためにも、しっかりと覚えておきましょう。

そもそも行書とは?

日本語の書き方にはいくつかの分け方がありますが、大きく二つにすると楷書と行書です。

 

楷書というのは教科書に印刷されているような字体のことで、点やそれぞれの画を省略したり連続したりさせることなく書きます。

 

それぞれの画が直線的になるのが、見た目の特徴です。

 

また、書く際には一画一画を分けて書いていくため、丁寧かつゆっくりになるものです。

 

これに対して、点や画を省略したり連続したりして、流れるように書くのが行書と呼ばれる書体です。

スポンサーリンク

直線的ではなく丸みを帯びていたり、全体がつながって見えたりするのが特徴です。

 

また、少し崩れて柔らかい感じがありますので、相手に気持ちが伝わりやすい傾向にあります。

 

書く際には、それぞれの画をつなげることができるので、より速く書き進められるというメリットがあります。

行書が使われているものやよくある場面

上記のような特徴がありますので、この書体は個人的に手紙を書く時など、特に相手に自分の気持ちを伝えるのに適しています。

 

具体的には、挨拶の手紙や個人的なメッセージカードなどに使われているものが多いです。

 

また、美しく字を書けるのであれば、お客様への後挨拶など、ビジネス上の書類にも使われていることもあります。

 

また、単純にスピーディーに字を書いていけますので、会議を筆記する時や、相手の話などをメモする時に自然と書いているものです。

 

こうしたことから、行書は多くの人にとってより身近な書体であり、意識せずに使っているとも言えます。

 

一方で、楷書の方がふさわしいケースもありますので注意が必要です。

 

やはり楷書の方が砕けているといった印象がなく、固いイメージがあります。

 

そのため、正式なビジネス文書などは楷書の方が良いでしょう。

 

また、崩した文字だと、慣れていない人は読みづらいこともあります。

 

たとえば、視力が弱っている高齢者や子ども、外国人などが読む機会の多い文書では、誰でも読みやすい楷書の方が適しているのです。

スポンサーリンク