県職員と市職員では待遇や仕事内容はどっちがいいのか?
地方で公務員として働くことを考えているのであれば、県職員になるか市職員になるかという選択肢があります。
待遇や仕事内容などを考えると、どっちがいいかと疑問に思うこともあります。
一口に県と市という違いだけでは、はっきりと言えないところもありますが、いくつかの条件を考えて比較してみましょう。
県職員と市職員の勤務条件はどっちがいい?
どちらも公務員ということで、安定した雇用を得られるのがメリットです。
ただし、給料などの他の待遇面での違いが出ることはあります。
どっちがいいかというと、全体的には県職員の方が給料が高いケースが多いです。
やはり、市よりも県に付けられる予算の方が多いですし、職員にかかる責任も大きくなるからです。
しかし、これも自治体によって大きく異なります。
同じ市と言っても、政令指定都市などの規模の大きな都市、税収が多い市であれば、県職員よりも市職員の方が好待遇となることはよくあるからです。
これは採用試験の難度に現れやすいので、見分けるのは楽です。
全体的には筆記試験と面接、専門試験があるということから県職員の方が難しいとされています。
スポンサーリンクしかし、待遇が良いなどで人気のある市だと、面接で厳しくチェックされて、競争率がかなり高くなる傾向も見られます。
そのため、どのくらい受けるのが大変かということでも待遇などの判断をすることができます。
県と市で仕事内容の違いは?
県職員と市職員では、仕事内容にも違いがあります。
市の場合はどちらかというと、住民に対する対応業務がメインとなります。
そのため、日々の業務では直接市民と顔を合わせて相談に乗ったり、書類を作成したりすることが多いです。
一方で県の場合は、地元の企業への対応であったり、国との連絡を取ったりすることが多くなります。
もちろん、部署によっては県民と触れ合うことはありますが、市職員よりはかなり少ないです。
業務の規模としても、県全体に関係することや、国からの通達に基づく作業をすることがメインとなりますので、市と比べて大きなプロジェクトばかりです。
こうした仕事内容のどっちがいいかという問題は、それぞれの考えによるところが大きいでしょう。
より市民に密着した形でのサービスをしたいということであれば、市の方が向いています。
もう少し大きな規模で地域貢献をしたいということであれば、県の方が貢献度が大きくなります。
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