工場長はブルーカラー？ホワイトカラー？どちらに該当する？

ブルーカラーやホワイトカラーという言葉を聞いたことはありませんか？

この言葉は1800年代中ごろに欧米の方で使われるようになりました。

工場勤務といわれるとブルーカラーというイメージが強いかもしれません。

しかし、工場の従業員のトップに立つ工場長はどちらに含まれるのか微妙だと思いませんか？

ブルーカラーとホワイトカラーの違いについてくわしくはよくわからないという人もいるでしょう。

ここで言われる「カラー」とは「襟」のことです。

つまりブルーカラーとは「青い襟」という意味があります。

製造業や建設業などで生産作業や現場作業などに従事する労働者のことを言います。

肉体労働に携わっている人のことを指します。

このような肉体労働にいそしむ労働者の作業服や制服が青系だったことから、このように呼ばれました。

一方、ホワイトカラーとは「白い襟」という意味合いです。

オフィス内で事務作業をする人たちのことをこのように差します。

オフィスで仕事をしている人はスーツを着用し、その下にはワイシャツを着ている場合が多いでしょう。

このワイシャツの白い襟が語源となっています。

事務職や営業職、業種によっては研究職や技術職もホワイトカラーに該当するかもしれません。

ITや医療の世界では研究職や技術職をホワイトカラーと考える傾向が強いです。

工場勤務をしている労働者は、ブルーカラーに該当します。

しかし、トップの管理職である工場長になるとどうなのか微妙なところでしょう。

これは人によって意見の分かれるところです。

工場長の中には、自分も現場に入って積極的に作業するプレイニングマネージャーという人もいるでしょう。

この場合にはブルーカラーに該当するでしょう。

しかし工場長の中には、現場のスタッフには指示するだけというケースもあるかもしれません。

スーツを普段着こなして資金繰りの相談に金融機関を回ったり、本社の人とコミュニケーションをとったりという方もいるでしょう。

このような働き方をしている工場長であれば、ホワイトカラーに分類されるでしょう。

このように役職だけで、どちらに該当するのか判断するのは難しいです。

工場によっては、本社のエリート社員がキャリアアップのために一時的に工場長という形で現場に配属される場合もあるでしょう。

この場合には工場長はホワイトカラーといっていいでしょう。