「部署がなくなる」は「廃部」ではない?正しい言い方とは

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企業運営において、成績不振の部署がなくなってしまうことは珍しくありません。

 

部署に所属していた社員はそのまま同じ会社の別の部署に異動になるか、そのままリストラされてしまうこともあります。

 

ところで、この「部署がなくなる」ことを他人に伝える時、もっとスマートな熟語や言い方はないのでしょうか。

部署がなくなる=「部署廃止」?

部署がなくなることについて、正式な略称や熟語などはありません。

 

匿名の質問サイトでの解答ですが、強いて言えば「部署廃止」が最も適切な言い方であると回答している人事担当者もいます。

「廃部」ではダメ?

連想する単語として「廃部」も挙げられますが、こちらは駄目なのでしょうか。

 

廃部の意味を調べてみると、こちらは「企業や教育機関で設立したクラブ活動、部活動における解散・廃止」「学部の廃止」を意味する単語であると辞書には記載されています。

 

ネット上ではより広義的に使われており、アイドルの追っかけなど趣味活動において同好の士で集まることを「〇〇部」と呼び、その解散においても「廃部」という言い方をすることがあります。

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辞書上の表記にはありませんが、個人の質問やブログ上の表記では「廃部」という言い方をしているケースも見られます。

 

文脈と意味上は通じると思われますが、辞書上の意味を考えると廃部は正しい言い方では無いとも言えます。

対外的には「事業縮小」「整理統合」という言い方も

転職における書類や挨拶状などで正式な言い方を重視する場合、「部署廃止」の対外的な言い方である「事業縮小」「整理統合」も候補に挙がります。

 

使用方法としては、自分が所属していた配属先が廃止になった場合は「所属していた配属先が事業縮小し」、もしくは「所属していた配属先が整理統合され」といった言い方になります。

 

もちろん「配属先が廃止され」でも全く問題ありません。

 

使い分けの意図としては「実際にその配属先がどうなったか」が焦点となります。

 

配属先が消えても、別の部署と統合することで事業自体が変わらず続いているなら「整理統合」、規模が縮小して続いているなら「事業縮小」、完全に廃止であれば「廃止」と言い換える考え方もできます。

 

いずれも配属先は無くなっていることを伝えるための言い方ですが、行われていた事業がどうなったかを簡略的に伝えたい場合には、こうした言い換えを意識してみましょう。

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