どれくらいの体重で便器は割れるのか

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太っている人がトイレを利用していて便座が割れる、このような話はときおり私達の話題にのぼることがあります。

 

便座が世の中に出回るためには、目安として150kgの重さに耐えられることが必須条件となっています。

 

つまり、150kgまでの体重に日本の便器は耐えられるということです。

 

しかし注意点として、便器が新品ではなく経年劣化したものだった場合は割れやすい可能性があることを覚えておきましょう。

 

特に便座部分は多くがプラスチック製なので、経年劣化によって割れることがあります。

公共施設のトイレの便座は割れるケースが多い?

公共施設トイレの便座が割れやすい、その理由は便座の形にあります。

 

日本のトイレの便座の形はO型、U型、温水便座型の3つですが、大半の公共施設はU型の便座を採用しています。

 

これは不特定多数の人が使うということを想定し、男性が座った際に局部が便座に触れないようにするための配慮です。

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U型の便座はアルファベットのUのように一部があいている形状のため、O型に比べるとどうしても強度が弱くなってしまうのです。

 

清潔と強度を考えた結果、清潔をとったというのは日本人らしい部分かもしれません。

ライフスタイルの変化が便器を割れやすくしている?

トイレの便座に座りながらスマートフォンを見る、近年のこのようなライフスタイルが便器に多くの負担をかけるようになったという見方があります。

 

昔であれば用を足したらすぐ出ていたトイレの目的が、プライベートな空間にこもるという役割を持ったことで長く使われるようになり、結果として劣化が早く進むようになっているという説です。

お相撲さん専用の便座がある

日本のトイレの便座は約150kgまで耐えるようにできているため、お相撲さんであっても普通のトイレを使うことは不可能ではありません。

 

しかし、体格面などから使いにくさを感じることも多く、なおかつ耐久性の問題もあるということから、お相撲さん専用の大きめの便座が作られています。

 

通常の便器に比べると幅が5cm、高さが2cm、長さは7cmほど大きく、詰まりにくい工夫もしてあるといいます。

 

体重の負荷がかかることでトイレの便器が割れてしまうことは実際にあります。

 

それでも、体重150kgまで耐えるように作られているのは安心材料となるでしょう。

 

普段から手入れや点検をし、小さなひび割れなどがあったらすぐに処置をすることが、便座を長持ちさせるポイントと言えます。

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