カトレアと胡蝶蘭の違いを原産地や特徴から見てみよう!

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■カトレアと胡蝶蘭の違いは何?
蘭は世界各国で栽培されており、品種改良をされている園芸種まで合わせると、1万種を超えると言われています。

 

そんな蘭の中でも大変人気があるのが、カトレアと胡蝶蘭ですが、この2種類の蘭の違いを明確に把握している人は少ないでしょう。

 

一番多い蘭の分類方法として挙げられるのが、原産地での分類で、日本や中国、台湾などが原産地としている蘭を「東洋蘭」、それ以外の国や地域が原産のものを「洋蘭」としています。

 

胡蝶蘭は東洋蘭にあたり、カトレアは洋蘭にあたるので、原産地の違いが、この2種類の蘭の明確な違いと言えるでしょう。

 

その他にも根っこの生え方によって蘭を分類する方法があります。

 

熱帯の木の幹や岩肌など、厳しい環境条件でも耐えられるように、バルブと呼ばれる偽球茎を持つものを「着生蘭」、普通の植物などと同じように、土の奥深くに根を下ろして成長する「地生蘭」があります。

 

着生蘭は、乾燥など厳しい生育条件でも耐えうるように、バルブに成長に必要な水分や栄養分を蓄えており、カトレアや胡蝶蘭、バンダなどはこの着生蘭にあたります。

 

一方の地生蘭の代表的なものとして、シンビジウムや、パフィオペディラムがあります。

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2種類の花の特徴で違いを見てみよう!

胡蝶蘭といえば、お花を1〜3ヶ月ほど保ってくれるので、日本ではお祝い事のお花として大人気です。

 

ファレノプシスとも呼ばれる胡蝶蘭は、プリプリとした肉厚の葉っぱと、茎が短いのが特徴で、花の色や花の付き具合から、種類が色々あるのが特徴となっています。

 

例えば、色で分けると、大人気の白や、ピンク、黄色がありますし、花の付き具合から見れば、大輪系やミニなどがあります。

 

また、直射日光が苦手なので、1年中50%程度の遮光をしたり、日陰で育てる必要があります。

 

一方のカトレアは洋蘭の女王とも呼ばれており、「成熟した大人の魅力」、「優美な貴婦人」という花言葉がついています。

 

昔からヨーロッパの貴族たちに人気の花ですが、原産は中央・南アメリカです。

 

カトレアは夏場は直射日光を避けたほうが良いですが、それ以外の季節では、日光にあてたほうが、花付きが良くなります。

 

カトレアは大変に繁殖力や生命力が強いお花で、バルブがあるため、樹木や岩肌にへばりついて、生育することができます。

 

比較的育てやすいことからガーデニングでも大人気で、もし根っこが根腐れしてしまっても、ダメになった部分を取り除いて、水苔などを使って適切に対処すれば、再び、新しい根っこを出してくる、大変生命力が強い花です。

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