カトレアの根腐れの原因と植え替え方法とは

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■カトレアが根腐れする原因
カトレアは品種によってその特性は大きく異なってきますが、一般的には高温多湿を好む植物です。

 

そのため、健やかに育てるためには、熱帯の環境と同じような温度や湿度に気をつけて、適切な生育環境を整えてあげることが大切です。

 

熱帯ではスコールがあり、一度に大量の雨をもたらしますが、スコールはすぐに止んで、強い日差しが降り注ぎますから、根がいつまでも湿り気を含んでいることはありません。

 

同じようにカトレアの生育環境でも、水苔が乾いたタイミングで、水を与えるようにして、本来カトレアが生育している環境に近いようにしていきましょう。

 

このタイミングの見極めが難しいのですが、人によっては鉢を持ち上げて、軽くなっていたら、水を与えています。

 

あるいは鉢に指を入れてみて、乾燥しているかどうか確認する方法もあり、こちらのほうが確実です。

 

いずれにせよ、適切な水やりができず、水を与えすぎてしまうと根腐れの原因となります。

根腐れした時の植え替え方法

カトレアが根腐れしていたという時は、植え替えをして復活させてあげましょう。

 

まずは、鉢から取り出して、絡み合っている根を少しずつほぐしていきましょう。

 

その際に、糸状になっている細い根は切り取るようにしてください。

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どうしてもほぐれにくい時は、水にしばらく浸してから、ほぐしていくようにしましょう。

 

根が大体ほぐし終わったら、根腐れしている部分や、水を含んでいない根は切り取ってすっきりさせてあげましょう。

 

根腐れした部分を全部取り除いていったら、根が全部なくなってしまったということがあります。

 

カトレアは大変強い植物なので、病気でない限りは、根が全部なくなってもバルブからまた新しい根が出てくるので、安心してください。

 

悪くなった根を取り除いたあとは、適度な湿り気を与えるために、水を含ませた水苔で根を包むように囲ってあげましょう。

 

そのあと、少しきつめな鉢に入れてあげれば、植え替え完了です。

植え替え時の注意点

カトレアなど、水苔で栽培をする植物の植え替えには、水分を逃してくれる素焼きの鉢が最適です。

 

一見素焼きのように見えますが、薬を塗って高温で焼かれた駄温鉢という鉢があります。

 

駄温鉢でも育てることはできますが、駄温鉢は、水分を逃しにくい性質がありますので、根腐れしやすくなります。

 

カトレアの植え替えには水苔栽培に適している素焼きの鉢を選んだほうが失敗が少なくなるのでおすすめです。

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