カトレアのバルブが細い原因とカトレアを回復させる方法

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■カトレアのバルブが細い原因とは
一口にカトレアといっても、原種や交配種など様々な種類があります。

 

そのため、中にはもともとバルブが細い種類のものもありますから、その場合はもちろん心配しなくても良いでしょう。

 

反対に、水分をいつも多めに保持することができ、かつ根腐れしにくいタイプの品種の場合、状態が良ければ水分をたくさん蓄えるので、健康な状態であれば、バルブがパンパンに太っています。

 

このように通常はバルブが太い品種なのに、細くなっている場合は、水分が足りないことが考えられます。

 

そのほかに、品種は関係なく、一般的にバルブが細い原因として考えられる理由に、日照不足があります。

バルブが細い場合の対処方法

原因が水分不足である場合は、適宜水分を補給してあげるようにしましょう。

 

鉢の表面に敷き詰めてある水苔が乾いているようでしたら、水苔めがけて、水をジャッとかけるようにしてください。

 

もし、苗自体に元気がなく、根が鉢の外にはみ出しているようでしたら、思い切って植え替えをしてあげましょう。

 

鉢に絡みついている根っこを傷つけないように、慎重にカトレアを鉢から出して、根をほぐしてあげてください。

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糸状になっている根は、回復する見込みがないので、切り取ってください。

 

水苔を水に十分に浸したあと、ボール状に丸めて、カトレアの根を包み込むように巻いてください。

 

カトレアの根が十分に水分を蓄えるようになれば、最初は白く乾ききっていても、しだいに緑色が復活してきて、バルブも元気な状態になっていきます。

 

日照不足が原因でバルブが細い場合ですが、前年の生育の状態が大変良くて、新芽が2〜3芽出ている場合は、それほど心配しなくて良いでしょう。

 

しかし日にあまり当たることができずに、日当たりを求めて、新芽を2〜3芽出している場合は、新芽に日が当たるように、芽を一つに絞って剪定してあげてください。

 

剪定してすぐの開花は無理でも、翌年には花を咲かせるほど回復してくるでしょう。

カトレアを育てる場合の注意点

カトレアは高温多湿の環境を好みますが、夏の強い日差しは苦手です。

 

夏に屋外で育てる場合は、遮光できるネットをつけてあげてください。

 

また、カトレアは蘭の仲間なので、窮屈な環境が大好きです。

 

多少ぎゅうぎゅう詰めのような感じで植え替えるようにしてください。

 

日照や温度、水分など、カトレアが生育しやすい環境を整えてあげることが、元気にバルブが成長し、綺麗な花が咲く条件なのです。

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