定礎の中身はお金?金額の相場は?

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建物の前などに「定礎」と書かれた板や箱があるのを見たことがあるでしょうか。

 

普段何気なく目にしている方も多く、特に気に留めていない方もいらっしゃると思いますが、実は不思議な物なのです。

 

こちらでは定礎とはどういったものなのかや、中身がどのようなものであるかをご紹介していきます。

定礎とはどういったもの?

そもそも定礎が何か知らないという方もいらっしゃると思いますが、定礎とは、建物の基準とされる礎を定めることを言います。

 

つまり、「この建物はここが中心です」というようなことを定めたり、建物の竣工日を記しておくといった役割があります。

 

ただの板や石だと思っている方も多いと思いますが、実は定礎石の中には「定礎箱」と呼ばれる箱が埋められているのです。

 

板一枚でできていると思っていた方はビックリされるかもしれませんが、この箱こそがとても重要な役割があるとされています。

 

箱の中身は時代や建物、地域によって様々ですが、基本的には神様に対するお礼や建築図面などが入っています。

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また、大きな建物であれば定礎式が行われた時の写真やその様子が分かる文面、新聞、週刊誌なども入っている場合があります。

 

関係者の名簿や工事に携わった人の手がかりなども入れられることが多く、実に奥が深いと言えるでしょう。

 

また、驚くのがお金が入っているケースもあるという点です。

 

古い歴史のある建物であれば、当時の通貨が入っていることもあり、もし開ける機会があれば歴史を感じることができるでしょう。

中身はお金が入っている?金額の相場は?

板の奥に箱があるなんて考えもしなかった方もいらっしゃるかもしれませんが、必ずしも箱がある訳ではありません。

 

竣工日だけを記載しておきたいといった場合もありますので、当然板一枚で構成されていることも多いのです。

 

しかし、もし箱が現れた場合は中身がお金であるといったことも少なくありませんので、まるでタイムカプセルのような働きをしていることになります。

 

入れるお金の金額ですが、建物の規模や重要性によって異なります。

 

国会議事堂のような大きく、社会的に重要な建物であれば数十万円以上の金額が入っていることもありますし、個人が経営する会社であれば数千円しか入っていないこともあります。

 

箱を実際に開けてみないとどのくらいの金額が入っているかは定かではありませんし、箱を開ける時というのは古い建物を壊す際や建て替えをする際くらいのものなので、長い年月中身やお金の金額を知らない人が多い現状があります。

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