横断幕を張ると貼る、どちらが正しいのか?

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横断幕をとりつけることを「横断幕をはる」といいますが、この場合の「はる」は「張る」なのでしょうか?

 

それとも「貼る」が正しいのでしょうか。

 

張ると貼るの漢字の違いについてまとめました。

張るにはさまざまな意味がある

ふだん何気なく使っている「はる」という言葉ですが、いざ文章として書くときに、横断幕は「張る」と「貼る」、どちらの漢字が正しいのかと悩んでしまいませんか?

 

張るという言葉に、さまざまな意味があります。

 

このなかから「横断幕を張る」という場合を考えると、布や紙などを、しわやデコボコができないように、糸や紐などで広げて伸ばすという意味になります。

 

横断幕は布でできていますから、たるみやしわができないようにピンと引っ張って取り付けるため、横断幕を張るという漢字が使われるのです。

 

張は「弓」偏に「長」と書きますが、もともとは弓の弦をのばすことを表しています。

 

弓を射るときに弦を引き延ばすことを、弓を張るというのはこのためです。

 

ここから派生して、引き伸ばす、広げる、膨れるなどの意味もあります。

 

また、平らなものを広げて何かに取り付ける場合も張るといいます。

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貼るは糊などで接着するという意味

横断幕を貼ると書くのは間違いなのでしょうか。

 

貼るという漢字は、糊などで接着することを表しています。

 

シールを貼る、ポスターを貼るなど、糊などの粘着剤を使って何かに密着させる場合は、貼るという漢字が使われるのが一般的です。

 

また、貼るには掲示するという意味もありますから、掲示板にお知らせを貼るなどとも使います。

 

しかしこのような場合でも、ポスターを張ると書いても、間違いとはいえません。

 

「張る」にも糊などでくっつけるという意味が含まれているからです。

 

張るは広い範囲で使える漢字で、紙や布などを平たく伸ばして取り付けることを意味しますから、広く伸ばすときに糊を使っていても、張るという漢字を用いても間違いではないのです。

 

これに対して貼るという漢字は、主に糊などを使ってペタリと何かの表面に密着させる場合に限定して使われるのが一般的です。

 

横断幕は数か所に穴が開けられており、紐などでくくりつけて取り付けます。

 

したがって「張る」という漢字を使うのが正しいといえるでしょう。

 

張るはオールマイティに使える幅広い意味を含む漢字ですが、貼るは糊などの接着剤を使う場合に使う限定的な漢字と覚えておけばいいのではないでしょうか。

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