親展とはどういう意味?社内メールでのマナーとあわせてマスターしましょう
郵便物やメールを送る時は、その封筒や文章が開封されるまで、自分の意志を伝えることはできません。
しかし、封筒の表書きやメールのアイコンなどで注意書きを示すことで、いつ読んでほしいのか、誰に読んでほしいのか、何が入っているのかなどを開封前に伝えることができます。
今回は、ビジネスシーンでもよく見かける「親展」という注意書きについてマスターし、大切な書類を正しくやり取りできるスキルを身につけましょう。
親展とは
親展とは、郵便物やメールを送る際に「宛名の本人に直接開封してほしい」という場合に記載するものです。
年金関係の書類や健康診断の結果など、プライバシー要素の高いものがこの形式で届いたりします。
郵便物等には表書きに記入するのが一般的ですが、メールの場合は設定を変えて送信することができます。
親展と記載されている郵便やメールは、基本的にその家族であっても開封しないことがマナーです。
ただし、これはあくまで送信側のお願いということになるため、たとえ開封してしまっても罪に問われることはありません。
スポンサーリンクまた、似たような言葉に「信書」というものがあります。
信書の場合は、本人以外が開封してしまうと、「信書開封罪」という罪に問われてしまうため、絶対開封しないように注意しましょう。
ビジネスメールにおける親展〜社内メールでは使い方に注意が必要
社内メールや取引先相手に対しても、親展としてメールを送信することはマナー違反とはなりません。
使用しているメールの機能によって表現は異なりますが、プロパティや設定画面から変更が行えるのが一般的です。
社内メールで共有の受信ボックスにメールが届いてしまう場合などは、きちんと宛名を明記した上で設定をすると、相手以外にメールを見られないよう配慮してもらうことができるでしょう。
しかし、会社によってはこうした設定が禁止されている場合もあるため、その会社のルールに従って使用するように注意しましょう。
また、会社側が特に規制をしていなくても注意が必要な場合があります。
それは、チームを組んでプロジェクトを行っている場合です。
こういったケースでは対個人ではなく、チーム全体に対してメッセージを送ることが多いでしょう。
その際、親展設定にしてしまうと特定の人しか開封できず、共通の確認事項の連絡が漏れてしまう場合があるので、使用するシーンにも気をつけることが大切です。
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