架電と受電、コールセンターの仕事はどっちが大変？

コールセンターの求人はしばしば出ています。

コールセンターの募集では、電話をかける架電と、向こうからの電話を受ける受電の2種類の案件が見られます。

ここで問題になってくるのは、架電と受電、どちらの方が大変かという点です。

結論から言うと、架電と受電、両方それぞれ異なる大変なポイントがあります。

架電業務の大変なところは、相手に迷惑がられることが多い点です。

ロクに話を聞いてもらえないこともありますし、心無い言葉をかけられることもあるでしょう。

自分のことを全否定されているような気持になる人もいるようです。

また、ノルマを課せられている場合もあります。

受注やコンタクト件数など、会社によりノルマの条件はまちまちです。

ノルマに到達しないと、上司からの当たりも強くなりがちです。

派遣社員の場合、頻繁にノルマ未達を繰り返していると、契約が打ち切られる恐れがあります。

受電はお客様の問い合わせ対応がメインです。

その中にはもちろん、クレーム対応も含まれます。

中には怒声を浴びせる人もいるでしょう。

うまくいなすことができないと、落ち込んでしまう人もいるかもしれません。

さらに、問い合わせにスムーズに対応できるように、マニュアルを覚える必要があります。

多種多様な質問に対する答えを覚えないといけない場合もあります。

暗記物は苦手な人は、受電業務に向かないかもしれません。

コールセンター架電と受電、両方に大変なポイントがあります。

ですから、どちらの方が辛いか、大変かとは、一概に結論付けられません。

それぞれに向き不向きがあります。

コールセンター業務をこれから志望するのであれば、自分はどちらにより適性があるのかを把握しておきましょう。

架電業務に向いているのは、ストレスに強い人でしょう。

皆さんも勧誘を受けたら、すぐに電話を切ってしまうはずです。

電話による勧誘の話を聞いてくれる人は少数派です。

何度も電話を切られても耐えられる、精神的な強さが求められます。

ノルマを課せられることも多いので、目標設定があると達成しようというやる気の出る人にも向いています。

一方、受電業務の場合は、相手から電話をかけてきます。

よって、話し上手よりも聞き上手な人の方が適性があると考えられます。

また、クレームを受けることもあるので、気持ちの切り替えに長けている人の方が向いているでしょう。