百貨店での社員割引はどれぐらい?

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百貨店で勤務している人は、社員割引でとてもお得な思いをしているに違いない、と感じている方も多いのではないでしょうか。

 

何しろ百貨店にはいろいろなお店が入っていますから、そのすべてに割引が適用されるなら、日常生活のほとんどの出費をお得にカバーすることもできます。

 

しかし、実際はそれほど恵まれた環境とは言えないようです。

意外に不便?百貨店での社員割引事情

社員割引は福利厚生の一環なので、当然、会社ごと、店舗ごとに具体的な内容は異なり、社員割引の割引率においても同様です。

 

具体的な割引率という点で、実は百貨店では他の業種と比べてもあまり高くない傾向が見られます。

 

百貨店の特徴としては、大きな建物の中にいろいろなお店が入っています。

 

それぞれのお店で働いている従業員がたくさんいるわけで、そうした人たちの社員割引は、働いているお店のみ適用される、というケースも多いのです。

 

テナントで入っているアパレル店の従業員は、同じ百貨店に入っている飲食店では割引が適用されない、というわけです。

 

世間でイメージされているほど、便利でお得とは言えない面があるのです。

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社員割引の事情

そうなると、百貨店の店内に入っているテナント・業種ごとの社員割引の傾向も見ておく必要があるでしょう。

 

もっとも割引率が高いと言われているのがアパレル業界で、30%から場合によっては70%というケースも見られます。

 

一方、飲食店の場合は20〜50%程度が一般的な目安となっています。

 

そしてもうひとつ、百貨店の割引事情として知っておく必要があるのが、高級ブランド・メーカーです。

 

こうしたブランドのテナントが入っているのも百貨店の大きな魅力ですが、大半の店舗ではこうした有名・高級ブランドは社員割引の対象外となっており、お得に購入するのは難しいようです。

 

何しろひとつの商品が数十万円することも珍しくなく、20〜30%も値引きするわけにはいかないといった事情があるのでしょう。

 

よく見られる傾向としては、直接勤務しているお店は常時割引が適用、それ以外のお店では1年間のうち特定の期間を割引適用期間として設けて、全従業員が利用できるという形が挙げられます。

 

この場合の割引率は10〜20%程度で、アパレルや飲食店と比較するとお買い得感はそれほどありませんが、いろいろな製品をまとめて安く購入できる貴重な期間となっています。

 

結論として、百貨店の社員割引に関しては「どのテナントで働いているかによって大きな差が出る」「1年中店内全体で割引が適用されるとは限らない」ことがポイントになりそうです。

 

やや特殊な事情のある世界とも言えるでしょう。

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